iDeCo口座を楽天証券からマネックス証券へ移管完了
iDeco口座、最後は商品ラインナップで選ぶべき
以前からiDeCo口座を楽天証券からマネックス証券に移管したい旨は、過去にこちらにも書きましたが、先日ようやくiDeCo口座をマネックス証券へと移管完了しました。
iDeCoが企業年金加入者へ解禁された直後の2017年は、運営管理手数料無料を打ち出し、信託報酬の安い商品を揃える楽天証券が間違いなくベストプラクティスでしたが、運営管理手数料無料はSBI証券やマネックス証券がその後追随。
今や運営管理手数料無料は、iDeCo口座選びのメリットとしてはすっかり小さい存在となってしまいました。
こうなると、次のiDeCo口座選びの基準は商品ラインナップになります。なぜならiDeCoで投資できる投資商品は金融機関ごとに異なり、扱う商品を変更したり、また追加したりすることは簡単にできないからです。
そのため、常に業界最安コストを目指すeMAXIS SlimシリーズをiDeCoの商品に加えたマネックス証券が断然優位な立場となりました。今回、私がiDeCo口座を見直したのもこのことがきっかけ。
現在、iDeCoでは先進国株に7割、新興国株に3割の割合で積立をしていますが、楽天証券で選べる新興国株の商品は、日興・インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式(通称:日興インデックスエマ株楽天DC)だけ。
日興インデックスエマ株楽天DC、とにかくこの商品には不満があって。一番の不満は信託報酬及び実質コストが高いこと。
表向きの信託報酬は0.5940%ですが、運用報告書を見ると実質コストは0.911%と毎年1%近いコストが掛かっています。年々改善されるならまだイイですが、前年と比較すると実質コストは改善されるどころか悪化している始末。
新興国株以外に不満は無いので、楽天証券に対し商品の見直しや追加の予定はないかを問い合わせましたが、現時点では商品見直しは予定していないと残念な回答が。
eMAXIS Slim新興国株が初年度中だったこともあり、決算を待って実質コストを比較してから検討することにしていましたが、ふたを開けてみれば0.911%に対し、0.312%と3倍近いコストの差がありました。
(実質コストは3倍近い差)
このまま60歳まで3割を新興国株に投資し続けるには商品を変えたいが、iDeCoで商品は選択肢が限られているため、代えるなら早い方がイイと、証券会社ごと口座移管をした次第です。
実際、7月20日にマネックス証券(移管先)から他の口座への移管を申請し、9月10日に完了しましたが、その間、口座引き落としも中断することなく、また移管手続き中で買付できなかった分も9月18日に購入がなされ、無事完了しました。
デメリットと言えば、口座移管に際し、運営管理機関手数料として4,320円徴収されたくらいでしょうか。ただ、先々積み立てていく上での信託報酬の差を考えれば安いモノかもしれません。
それより何より最大のデメリットは、マネックス証券の管理画面の見難さでしょう。評価額しかわからず保有口数は見れませんし、基準価格は前日のモノで最新の状態にはなかなか反映されませんし。
すっかり楽天証券に慣れ切ってしまっていたせいか、今となってはどれだけ楽天証券が熱を入れ、利便性を図っていたかを痛感し、その便利さを懐かしく思います。
TAGS: iDeCo | 2018年9月27日