【BUY】ナイキ(Nike)エピックリアクトフライニットの使用感・レビュー
毎年1月中旬に開催される、Nike(ナイキ)公式オンラインストアのクリアランス商品が更に20%オフになるキャンペーン。今年も開催され、狙っていたEpic React Flyknit(エピックリアクトフライニット)を購入しました。
リアクトソールはナイキが推す、クッション性と反発性という相反する特性を併せ持つ新型の厚底ソールです。公表値では Lunarlon(ルナロン) ソールに比べて React(リアクト) ソールの方が、着地による反発のエネルギーリターン率が13%も高いとのこと。
愛用するエピックにも、ルナロンソールに代わりリアクトソールが搭載されたので試してみたくて。早速20kmほど走ってみましたので、主観的な感想も含めてレビューを書きたいと思います。
デザイン・フィッティング
私がナイキのエピックを愛用する理由は、シュータンとアッパーが一体化したブーティーな機構が気に入っているから。
レース(紐)で絞り上げるシューズは走っているうちに結び目付近から痛みが出るのですが、エピックなら ソックス感覚で履ける、フライニットが全体を程よく包み込んでくれます。
ちなみに今愛用しているエピックはこちら。フライニットで包み込む点を覗いては見た目も作りもだいぶ違いますね。
今回はエピックをローカットのモノにしたためハーフサイズ下げました。ミッドカットのエピックと比べて足入れ部分がだいぶ狭く感じましたが、これは恐らくローカットにしてもフィッティングを維持するため。
おかげで足を入れてしまえばストレスは一切なくピッタリと足を包み込み、走っていても緩むようなことはなく、走っている間は常に絶妙なホールド感を得ることができます。
リアクトソールの推進力と脚への負担
さてさて、肝心のリアクトソールについて。見た目の厚底ソールに目を奪われがちですが、手に取ってみると見た目とは相反してびっくりするほどとにかく軽い!フライニットのフィット感と相俟ってシューズを履いていることさえ感じさせません。
一方、実際に走ってみると想像以上にソールは固めに感じました。リアクトはルナロンソールと比較するより、AIR ZOOMの反発性にクッショニングが増した、と考えた方がイメージしやすいかもしれません。
1つ断りを入れておくと、これは履く人の体重や走るスピード、着地の強さでも感覚は変化すると思います。私の場合、体重55kg前後ですが、体重の軽い人には着地のアタックも弱いので、そう感じるのかもしれません。
リアクトソールはボールジョイント(足の指の付け根のライン)までしっかり厚みがあるので、前足着地のフォアフット走法の人でも問題なく履くことができます。
ボールジョイントからつま先にかけてソールが薄くなっており、長い距離を走って疲れてきてもつま先が引っ掛かってつんのめる(転びそうになる)ようなこともなさそうです。
ただ、ボールジョイントからつま先にかけては角度をつけてソールが駆け上がっているため、着地の角度にもよりますが、ボールジョイント部分の着地の負担は角度がついている分、フラットソールなシューズと比べると大きいように感じます。
エピックリアクトの所感と可能性
ナイキがプッシュするだけあって、リアクトソールの反発性は高く、スピードを維持したまま足が自然と前へ出るような推進力を感じることができました。これ、ハーフだったら結構いい記録が出そうな気がします。
一方フルマラソンとなると、私のような初級〜中級ランナーですと足への負担による疲労の蓄積から後半の走りに大きく影響が出てくる気がしています。実際に20kmほど走ったあと、ひざの負担は結構感じました。
フルマラソンを走るなら、クッション性の高いルナロンソールの方が今の自分にはまだ合っているように感じます。
やはり長い距離を走るならルナロンソール(LUNARLON)がベストなんだけど、公式で検索してもルナロンソール仕様のシューズがほとんどなくなってしまってる。進化が早いのは承知しているが、良いソールまで無くならないかちょっと心配。#nikerunning #nike
— gohkiti@いぶし銀杏な生活 (@ibushiginnan) 2019年1月14日
とは言え、進化の激しいランニングシューズ開発。公式サイトでもルナロンソール搭載のシューズが激減しており、新開発のソールに自分自身を対応する必要も感じています。
実際のトレーニングでも、同じシューズばかり履くのではなく、複数の違ったシューズを併用することが効果的ですので、既存のシューズと併用しながら徐々に身体を慣らしていこうと思います。
3月には 今シーズン最後となる板橋Cityマラソンにエントリーしています。前回取りこぼしてしまったサブ4.5を何とか今シーズン中に達成したくて・・・。(その他にももう1つ大きな目的がありますが、それはまだ内緒)
新しいシューズのおかげで、年初からイマイチ調子が上がらず湿りがちだったエンジンにもようやく火がついたので、残り2カ月、このシューズを履いて練習に追い込みをかけたいと思います!