Bolero(ボレロ)ビスポークシューズのプレメンテと履き下ろし
初めてビスポークしたBolero(ボレロ)のオックスフォードシューズ。新品の状態はもう写真に収めたし、あとは履き下ろすタイミングだけ。
・・・そう思っていましたが、履き下ろす前にプレメンテをした方が良いかな、とふと思い、週末にクリームを入れました。
多分渡邊さんのことですからその辺はしっかりされていると思いますが、新品の状態を磨くことなんてそう滅多にありませんから。
プレメンテナンスといっても、Collonil(コロニル)のDiamant(ディアマント・無色)とJ.M.Weston(ジェイエムウエストン)の有色クリームを重ね塗りだけ。普段と変わらぬ一連のメンテナンスです。
しかし、何年かぶりに新品の靴を磨きましたが、キメの細かいレザーは磨いていて気持ちが良いですね。きれい過ぎてツルツル滑ってしまい、逆に磨き難さはありますが、全くもって贅沢な悩みです。
アッパーだけでなく、ヒールの積革からソール裏まで、全体にしっかりとクリームを浸透させて、あとはブラシとストッキングで念入りにブラッシングをして終了です。
履き始めの頃は毎週のようにクリームを入れて十分潤いを与えつつ耐水性を高めておくと、その後のメンテナンスがずっと楽になるので、履いても履かなくても週末はしばらくクリームを入れ続ける予定。
そしていよいよ履き下ろし。小雨もパラつく日でしたが、我慢できずに思い切って出掛けました。
うん!何度足を通しても嬉しくなるこのフィッティング。
自分の小さなかかとをしっかりと包み込んで離さないヒールカップのホールド感、歩いても噛まれないないよう絶妙な距離感に設計された薄い甲など、自分がこれまで既製品で感じてきた不満をこの靴が解消してくれていることを確認しながら一歩ずつ歩き始めました。
この靴をオーダーした時からずっとジャン・ルソーでオーダーしたクロコの黒ベルトと合わせて身に着けたくて、Blancpain(ブランパン)のヴィルレとのコーディネートする日を心待ちにしていましたが、それもようやく実現することができました。
歩く足取りも軽く、1日中履いても全く疲れることなく、無事に履き皺も入りました。こうして皺が刻まれるとようやく本当に自分のモノになった実感が湧いてきます。
これから長く付き合っていくことになるこの靴と最初の一歩を刻んだ、記念すべき日となりました。
TAGS: Bolero | 2019年12月20日