新たな年を新しい靴で駆け抜ける NIKE ZOOM FLY3
走るモチベーションを維持するために、新春と夏にランニングシューズを買い替えることが恒例になりつつあります。ちなみに1つのシューズを履き続けるよりも、違ったタイプのシューズを併用した方が、トレーニング効果が上がるそう。
1年前にはエピックリアクトフライニットを、半年前にはライズリアクトフライニットをそれぞれ購入していますが、ソールの消耗が結構早いので、前もって次の候補を準備して併用していきます。
さて、今回購入したのはナイキ ズームフライ3。マラソン界を席巻しているNike(ナイキ)の厚底シューズ「ヴェイパーフライ」の一般ランナー向けがこの「ズームフライ」という位置付けと認識していますが、一度厚底シューズを試してみたくて・・・。
「一年の計は元旦にあり」ということで、元旦に注文し3日に届きました。これが今年最初の買い物になります。
ナイキの厚底シューズはピンクやグリーンなど派手なカラーが目立ちますが、大会で選手たちがこぞってビビットなカラーのヴェイパーフライを履いているのを目にし過ぎていささか食傷気味。
この靴はカラーも含め本当に気に入っています。こういう落ち着いたカラーで作れば普通にカッコイイのにね。
厚底も気になっていましたが、現在保有するランニングシューズは3足とも全てフライニットでして、雨の日にはめっぽう弱いという弱点があります。
一方、新素材「ヴェイパーウィーヴ」をアッパーに使ったズームフライ3は、フライニットの弱点である雨を吸収し難いというメリットがあり、今回購入するための十分な動機付けになりました。
(まぁ雨の日には嬉々としてランニングを休んでいるので、雨の中を走ることはないんですが・・・。)
フライニットに慣れているのでフィッティングが気になりましたが、フライニットのようにピタッとフィットする感じではありませんが、ヴェイパーウィーヴ自体薄くて柔らかく、足の形状に柔軟に形を変えてくれるので、違和感はありません。
ミッドソールにはNike Reactミッドソールが、ミッドソールの内側にはカーボンファイバー製プレートが入っているそう。リアクトソールにはこの1年かけて慣れてきたので、もはや抵抗感はありません。
こうしてみると本当に厚いソールですね。フルレングスのミッドソールや前足部の十分な厚みなど、ボールジョイント部分での蹴り出しに対し、反発力が高くなるよう設計されており、自分のようなフォアフット走法のランナー向きな印象を受けます。
嬉しいのはアウトソールのラバー。前足部全面にしっかりと施されています。前出のエピックリアクトもライズリアクトも、ラバーソールによる補強がなく、結構削れてきており、耐久性には疑問がありましたので。
ブーティー型の足入れ部分はフライニットのようにピッタリと締め付ける感じはなく、結構ゆったりした印象。ヒールのフィッティングも同様の印象を受けます。
最初は脱げそうな感じが心配になる人もいるそうで、ここは好みが分かれるところ。ただ、走ってみるとさほど気にはならないかな、というのが個人的な感想。走っていても脱げはしないので要は慣れの問題、時間が解決してくれそうです。
届いた初日から1週間ほど走ってみましたが、フライニットの靴を履き続けてきたせいか若干重く感じるので、長い距離を走り続けた中盤以降の走りへの影響が気になります。これは近く中長距離を実際に走って確認したいと思います。
一方で、まるでスーパーボールのように蹴り込みに対する反発力は力強く、跳ねるように走る人にとっては強力な推進力を得ることになります。
私のように上下動を極力抑えてそろそろと走る人間にも、指の付け根に感じる反発力は強く、しっかりスピードが出ます。フォアフット走法の人間には相性の良いシューズだと改めて感じます。
プロアスリートに次々と結果をもたらし、時には「ドーピングシューズ」なんて揶揄されるほど業界を席巻、多くのランナーから急速に支持を集めたナイキの厚底シューズ。
最初は「そんな靴を履いたら実力以上の結果が出てしまい、肝心の実力がつかないんじゃないか」なんて思い、他のシューズも当たってみたりしましたが、走るのを楽しむことが最優先、と考えると新感覚で走ることが面白くなるシューズです。
それにしても本当にカッコイイな、このシューズ。機能性だけでなく、久しぶりに心惹かれるデザインとカラーリングでした。
普段の練習時の格好が参加した大会のTシャツだったりしてダサいのですが、ランニングウェアってシューズ以外は結構長持ちしちゃうんですよね。この靴に不釣り合いな印象なので、この際ウェアも納得できるモノを買い揃えようかな・・・。
そんなわけで、これからズームフライ3と共に2020年もガシガシ走り込みます!
TAGS: Nike | 2020年1月10日