【投資】日本株:東海カーボンを新規購入
投資主体を米国株中心に変えてからしばらく縁遠かった日本株ですが、昨今の急落を受け、以前から気になっていた銘柄をぽつりぽつりと購入しています。
前回、良品計画(7453)を購入した際にも書きましたが、日本株については資産形成目的よりも、企業IRのトレンドや情報を収集する目的で買い集めており、1~12月全ての月で株主総会に足を運べる体制づくりを進めています。
そんなわけで、決算月が分散しており、株主総会が東京近郊で開催され、かつIR活動に積極的な銘柄(あくまでサテライト投資なので、ポートフォリオに影響を与えないような低位株なら尚良し)を購入対象としています。
さて、今回購入したのは東海カーボン(5301)です。12月決算の企業を保有していなかったこと、ポートフォリオに素材株が少ないことなど、色々と補完するにはちょうどいい銘柄でして、以前からウォッチリストに入れていました。
IRもしっかりした印象で、株主総会も都内で行われますから、実際に総会に足を運び経営者の話を直に聞くこともできます。
配当利回りは5.27%で高水準ですが、中国の景気後退や新型コロナウイルスなど、マイナスの要件が次々に持ち上がり、業績は目下急降下中です。
今期(2020年12月期)の配当予想は48円と据え置いたものの、この流れが続くと「減配止む無し」となるリスクを多分に含んでいます。
そもそも同社の配当性向目標割合は30%ですから、同社が公表している業績予想から算出した配当性向は61%になり、既に配当性向の基準を大きく超える予定です。
今期こそ減配は無かったとしても、このまま景気が低迷し、業績が改善されなければ、来期は覚悟をしなければならないかもしれません。
同社が発表している通期のEPS予想は77.88円、これに本来の配当性向30%を厳格に適用すると配当金は1株につき23.3円まで下がるはず。
(あくまでも見通し通りに業績が推移することが前提なので、1Qで早速下方修正、なんてことになればこの考え方もすぐに瓦解するわけですが・・・。)
そんなわけで、配当が1株につき23.3円になった場合でも納得して買える株価を考え、配当利回り2.5%で株価932円が1つの投資判断の基準として待機していました。
素材株の場合、業績面は自社努力だけではどうしようもない要素も多分にあり、景気に右往左往しがちですが、それは重々承知の上。決算発表のリリースや株主総会、そして長期保有が要件の株主優待を楽しみにじっくり保有し続けます。
今回の東海カーボン購入で、日本株の12月決算企業の枠が埋まりました。残るは1,4,7,11月ですね。ただ、3月と12月以外は銘柄数自体少ないので、良い銘柄があればいずれ検討したいところですが、そろそろ寄り道はこのくらいにして、主戦場の米国株に戻ります。
TAGS: 5301 | 2020年3月11日