【投資】資産整理(第2弾):日本株・米国株 計7銘柄を処分しました

投資・マネー

2020年後半戦に臨むに当たり、資産整理の第2弾の決行です。できる限りスッキリした気分で下半期を迎えたいので、6月末の運用状況をまとめた直後に候補に挙がっていた銘柄の売却を実施しました。

一度株を買ったら、たとえその投資が失敗だったとしても、過去の過ちに対する反省と戒めに、今生売らずに保有し続けるつもりでした。しかし、先日届いたみずほフィナンシャルグループ(8411)の株主総会招集通知に掲載されていた株式併合議案(10株を1株に併合)の内容を見て、処分してしまいたい欲求に火が付き、結局みずほFGを含む日本株5銘柄の売却を実施しました。1銘柄目:みずほフィナンシャルグループ(8411)みずほFGは元々配当狙いで投資をしましたが、株価はずっと冴えません。3月決算企業である同社の株主総会は6月に...

今回売却したのは、日本株1銘柄、米国株(ADR含む)6銘柄となります。

1銘柄目:たけびし(7510)

先日の株主優待の紹介でも触れましたが、過去に株主優待投資に惹かれて投資を実施したものの、その後、自分には向かない投資手法であることを実感し、株主優待投資からは足を洗いました。

たけびしは、株主優待としては最もポピュラーなクオカードがもらえるのですが、実際に受け取ってみると何とも味気なく、このためだけに保有するのは馬鹿らしいな、とすっかり冷めてしまった自分がいました。

保有期間3年超で長期保有要件を満たし、もらえるクオカードの金額も増えるのですが、いくら増えても所詮はクオカード。

京都の企業ですので実際に株主総会にも出席できませんし、業績もイマイチぱっとしないので保有し続ける理由が見つからず、この機会に売却しました。

2銘柄目:Lブランズ(LB)

セクシーなランジェ・・・ではなく、高配当に目が眩んで大失敗した銘柄です。配当金が半減になるまでは許容できましたが、結局無配に転落し、ダメだこりゃ、と。

今後二度と同じ失敗を繰り返さないために、保有していることブログでを晒し続けて自らの戒めとしようと思いましたが、無配ではさすがにポートフォリオの片隅に置いておくことさえ許し難く、結局売却することに。

最近もヴィクトリアズ・シークレットの売却話が持ち上がったり立ち消えになったりと、「LBからヴィクシー取ったら一体何が残るん?」とツッコミを入れたくなりますが、ようやく下した売却判断は周回遅れも良いところ、遅過ぎました。

3銘柄目:アンハイザー・ブッシュー・インベブ(BUD)

バドワイザーやコロナビールなどを展開するインベブ。全世界のビール市場の圧倒的なシェアと高配当に惹かれて投資をしましたが、業績は長らく低迷し、配当も半減されました。

加えて、投資した当初からに実感した誤算は税金の問題。ベルギーに本社を持つインベブはベルギーの税率が掛かるのですが、配当金に掛かる税金は、米国が10%なのに対し、ベルギーはなんと30%!

更に日本の税金20.315%も課せられるので、配当の半分近くを税金で持っていかれてしまうんですよね(更にADRの管理費用も引かれ・・・orz)。

そんなことは最初の配当金を受け取った時点で分かっていたのですが、高配当狙いで投資していたことを忘れ、当初の狙いが外れてもダラダラと保有し続けてしまい、結果的に拗らせてしまう始末。こちらもやはり判断が遅過ぎました。

4~7銘柄:主にスピンオフで受け取った銘柄たち

最後は、ハネウェル・インターナショナル(HON)から3回のスピンオフを受けて手に入れたアドバンシックス(ASIX)、ギャレットモーション(GTX)、レジディオテクノロジー(REZI)の3銘柄と、打診買いをしていた南アフリカのサソル(SSL)。

シーゲル先生の赤本を読んで、「スピンオフした株式も売却しないまま保有し続けた方がパフォーマンスが良いのか」と、そのまま保有し続けていましたが、無配で流動性も低く、株価はずっと下落基調。

これならスピンオフ直後に売却していた方がどんなに良かったか、と思わないでもないですが、まぁタダで手に入ったモノですから気にするのは止しておきます。

SSLは石油化学メーカーで手堅い印象がありましたが、とても長期で保有する銘柄ではないと確信し、いったん売却することに。

SSLは今回のコロナショックの際、なんと1ドル台まで下がったんですよね。二番底が来たらここぞとばかり大量に買い込んで短期で売り抜けようと目論んでいます。

こちらは普段使っていない、自社株と現金(投資余力)が含まれているポートフォリオのグラフ。

普段はほぼフルインベストの状態なので投資余力はほとんど抱えていないのですが、定額給付金や夏のボーナス、更に6月の配当金に加え、今回一部株式を現金化したことで資産全体の8.3%まで現金比率が高まりました。

今回、過去の失敗を大精算したわけですが、それぞれに反省と気付きがあり、大幅な損切りとなったものの、気分は晴れやか。塩漬けにせず、反省を踏まえて次の投資へ振り向ける投資準備金を確保できました。

今回の反省は、自分の投資スタイルや投資を決めた目的から逸脱した時点で、すぐに処分する判断を下さなかったこと、これに尽きます。

「あれ?」っと感じてすぐに精査し、行動に移していれば、ここまで傷口を開くことにはならなかったでしょう。全ては自らの重い腰のせいと反省しています。同じことを繰り返さないためにも、この痛みは忘れないようにしないと。

過去2回の資産売却でだいぶ資産整理が進みました。急いで資産整理をしなけれならないほどキャッシュに困っているわけでも、税金対策で損出しを急ぐ必要があるわけでもなかったので、今後しばらくは様子見です。

ダブついた現金を前に、今度は「株買いたい病」を発症しないか心配ですが、7月からようやく時間の余裕もできますので、しっかりと銘柄分析を行い、せっかく血を流して得た投資資金の振り向け先をじっくり選定したいと思います。

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