【投資】米国株:CMEグループ(CME)を新規購入
先月から資産整理を進めています。ほとんどが損切りばかりで、売却に踏み切るにはいささか抵抗もありましたが、売ってしまえば憑き物が落ちたように気分は晴れ晴れとし、次に何を買おうかと気持ちは既に先へと歩き始めています。
これまで合計12銘柄を処分してきたわけですが、また新たに銘柄を増やすと、せっかく過去のつまみ食いの失敗を整理したのに、何だか同じことを繰り返すようで気乗りはしませんでした。
コア5の買い増しこそが賢明な判断だと思ってはいましたが、ただ、12銘柄も処分したんだし、2020年後半戦を迎えるに当たり、気分を一新するためにも1銘柄くらい増やしたって罰は当たらんだろうと、結局新たに1銘柄加えることにしました。
購入したのは米国株のCMEグループ(CME)。CMEは「シカゴ・マーカンタイル取引所」の略です。
CMEグループは4つの主要な先物取引所(CME、CBOT、NYMEX、COMEX)で構成されており、あらゆる取引所で利用可能な最も幅広いベンチマーク先物及びオプション商品を提供しています。
日本の投資家にも馴染みの深いところでは、「CME日経平均先物」がありますね。最近ではビットコイン先物の取り扱いを始めて話題となりました。
私自身はデリバティブ取引とは無縁ですが、ワイドモートな事業であり、これらの事業は胴元が儲かるものと相場が決まっています。その証拠に、同社の営業利益率は常に50%超、60%台に乗せることもザラです。
このところ値動きも激しく、ボラティリティが高いので、取引も盛んで業績は好調のようです。弱小投資家にとっては相場が落ち着くとホッとするものですが、同社の場合は凪が来ると業績を落としてしまうリスクがありますね。
2020年の業績見通しは明るいものの、2021年は控えめな予想となっており、これは米国大統領選などのイベントを通過して、相場が落ち着いてしまう可能性を織り込んでいるのかもしれません。
同社に対する投資上のリスクはその1点くらいでしょうか。個人的には手堅い投資先のように思えます。
CMEは個別株で14位に飛び込みました。とりあえずの打診買いといった感じで、今後の業績をしっかりウォッチしていき、下落時に喜んで買い増しできる銘柄かどうかをしっかり見極めたいと思います。
それにしても、インデックスファンドを除いても18銘柄あり、まだまだ多い印象。増やしてもあと2銘柄程度にとどめます。マイクロソフト(MSFT)、ペイパル(PYPL)、ホームデポ(HD)辺りはウォッチしていますが、なかなか買えません。
CMEは、業績が良い年には年末に特別配当を出しています。最近のポートフォリオの整理により、12月の受取配当金見込み額が前年同期比90%となっていることから、急いで補強しなければなりません(同じく10月は前年同期比98%の見込み)。
今回はダブついた資金を目の前に、いつもの「株買いたい病」を発症しかねない状況だったため、まだ冷静なうちにしっかり銘柄選定をして、先手を打つ形で買いに動きましたが、今後は通常通り第3木曜日の投資に戻ります。
TAGS: CME | 2020年7月9日