コーヒー豆選びで世界各国をトリップする
緊急事態宣言を受け、平日は在宅勤務、休日は外出自粛と、1日の大半を自宅で過ごすことになると、朝のコーヒーと夜のアルコール、そして日中のランニングと、ストレスの捌け口が数えるほどしかなく、憂鬱になりがち。
年始からアルコールの量はだいぶ増え、これではイカンと、アルコールから靴磨きに置き換えたのはごく最近のこと。
アルコールよりはまだ健康的なコーヒーを楽しみたいと、一時は遠退いていたコーヒーを自家焙煎する習慣も年末辺りから戻ってきて、週末の天気が良い日に1週間分のコーヒー豆を焙煎しています。
普段常備しているのはエチオピア産とインドネシア産、そしてコロンビア産の3種類ですが、在宅勤務の増加と共にコーヒーの消費も早くなり、切らしてしまったマンデリンG1の補充と共に、新しい豆も試してみようと2種類購入してみました。
1つは1月の特売品だったパナマ産クアトロ・カミノス農園カツアイ、もう1つはパプアニューギニア産のエリンバリGOLDです。
コーヒーを自家焙煎する理由は、毎日好きなコーヒーを気兼ねなく楽しみたいという動機でスタートしていますから、豆選びもコスパ重視で、その中から好みの香りや味を探したいと考えていて、今回購入した豆も大変リーズナブル。
個人的には中煎り〜中深煎りが好みなので、2ハゼの鳴り始めと同時に火から上げてしまうのですが、豆の特徴によってはローストの具合を変えています。
例えばコロンビア産は、中煎りではエグみを感じることもあり、もう少し焙煎時間を長くして中深煎り以上にしてエグみを消して苦みを持ち上げることで全体のバランスが良くなるとか、逆にインドネシア産は苦みが持ち味なので深煎りで特徴を活かしてあげるなど、焙煎と試飲を繰り返すことでわかることもたくさんありますので。
はじめは好みではないと思っていた豆が、焙煎具合で味が変わり美味しく感じることも多々あり、そういった発見がまた面白いのがコーヒーの自家焙煎。
1回の焙煎で大体200~250gくらい、1kgあれば4回は焙煎できますから、中煎り、中深煎り、深煎りといった具合に、色々と試すには1kgという量はちょうどいい量なんですね。
アフリカ産が好みで南米産は少し物足りない、そう決めつけてしまうにはまだ経験が浅く、今回パナマ産のコーヒー豆は南米産の概念を払拭してくれるのか、またオセアニア産のコーヒー豆はどんな特徴を持っているのか、非常に楽しみです。
世界のコーヒー産地からどの豆を取り寄せようかと悩んでいるだけで、何だか旅行先を決めている気分になりワクワクします。生産地の特徴や標高、また生産者の顔や製法などの背景を知るだけでも楽しく、色々と試してみたくなります。
週替わりで味が変わる我が家のおうちカフェ。子供たちがまだ起きてこない朝のひとり時間や在宅勤務中のコーヒーブレイクに、舌や鼻孔を刺激して緊張を和らげ、気分をリセットして新鮮な気持ちにさせてくれるコーヒータイムは、私の数少ない癒しの時間です。
(普段から生豆の購入でお世話になっている松屋珈琲店)
TAGS: コーヒー自家焙煎 | 2021年2月6日