楽天ゴールドカードのSPU改悪を機に楽天プレミアムカードにアップグレードした話
※上記の内容は2021年3月末現在の情報であり、最新の楽天のサービス及びSPU(スーパーポイントアッププログラム)は頻繁しておりませんのでご了承ください。
2021年1月、楽天ゴールドカードのSPU(スーパーポイントアッププログラム)改定が報じられました。内容は実質的な制度の改悪です。
楽天ゴールドカードを利用するとこれまでは+4倍だったものが、4月からはノーマルカードと同じ+2倍に変更されるとのこと。
楽天ノーマルカードと変わらないなら年会費(2,200円)を払ってまで加入するメリットはなく、ちょっとした解約騒ぎになっていましたね。
その後、楽天でんきに関してもSPU+0.5倍の対象から外れるなど、SPU改定を巡り、このまま楽天経済圏に留まるか、去るかを試す振るい落としの機会となりました。
さて、話は戻り楽天カードについて。
ゴールドカードを解約してノーマルカードにダウングレードするか、それとも+4倍が維持されるプレミアムカードにアップグレードするか。考えた末、楽天プレミアムカードにアップグレードすることにしました。
年会費回収の損益分岐点は年間55万円、「楽天市場コース」火・木曜の利用徹底で36万円
一番は、楽天カードの利用額が大きいこと。ノーマルカードとの還元率の差は+2倍ですが、年会費11,000円分を回収するには楽天市場で年間55万円使う必要があります。結構ハードルが高いですね。
ただし、楽天プレミアムカードには特典として、「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」の3コースから1つ選ぶことができ、「楽天市場コース」を選ぶと、火曜日・木曜日の楽天市場での買い物が+1倍になります。
「楽天市場コース」を選び、買い物を火曜日・木曜日にまとめることを徹底すれば、ノーマルカードとの差は+3倍。年会費の損益分岐点は36,667円となり、月間平均3万円程度(30,556円)を利用すれば元が取れる計算です。
もちろん「楽天市場コース」を選びましたが、過去の利用実績を確認したら年間55万円でも十分超えていましたので、まぁ年会費負けすることはなさそうだ、というのが一番の理由です。
年会費は楽天ポイントで払える、これは嬉しいかも
とは言え、年会費11,000円が出ていくのは気分的にちょっと嫌だな、と思っていたのですが、楽天e-NAVI上でポイント払いに変更できるんですよね。これなら年会費に自腹を切ることもありませんので心理的にもかなりハードルが下がりました。
ちなみに、ポイント払いは通常ポイントのみで、毎月12日(請求確定後)から最長24日まで。
自分の場合、期間限定ポイントは買い物などに充て、通常ポイントは使わずにとっておき、毎月のつみたてNISAの買付(投資信託の購入)の一部に充てています(残りは楽天カード決済)。
そのため、年会費がかかる月だけはポイントを投信買付に充当せず、年会費の支払いに充てようと思います。
楽天ペイのおかげで期間限定ポイントの使い勝手は格段に良くなった
とは言え、楽天プレミアムカードで還元されるポイント+4倍のうち、+3倍分は期間限定ポイント。
これまで期間限定ポイントは期間・用途が限定され、使い道に困ることも多く、せっかくポイントをもらっても必要のないモノを無理矢理購入する、なんてこともありましたが、今では楽天ペイの普及で期間限定ポイントの消化に困ることもなくなりました。
楽天ポイントが貯まる・利用できる店舗はまだまだ少ない一方、楽天ペイが使える店舗は急速に普及している印象を受けます。PayPayをはじめとする各社バーコード払いのシェア獲得競争による恩恵でしょう。
楽天ペイに楽天ポイントを紐付ければ、楽天ペイで決済するとポイントが残っていたら先にポイントが充てられるため、非常に便利。もちろん期間限定ポイントも支払いに充当されます。
今やドラッグストアはほとんどのお店で使えますし、飲食店にもだいぶ普及してきましたから、期間限定ポイントを実店舗で消費する道が大きく開けた今、還元される楽天ポイントの利便性も高く、還元率の高い楽天プレミアムカードは持っていて損はないと考えました。
メインのフライトマイル系クレカはコロナ禍で保有意義が失われてしまった
楽天プレミアムカードを発行する上で直接的な理由ではないものの、間接的には大きな動機になったのがマイル系クレカのフライトマイルが使えないという問題。年1回、マイルを使って家族で海外旅行に行くというのが目標でしたが、新型コロナウイルスの影響でその前提が崩れてしまいました。
実はこれまで使っていた楽天ゴールドカードは、あくまでも楽天市場での買い物に限定しており、これまでのメインカードは以下の2枚でした。
- セゾンゴールド・アメリカン・エクスプレスカード+SAISON MILE CLUB
- ■JALカード+ショッピングマイル・プレミアム
この2枚を駆使してJALマイルをどんどん積算していたのですが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大と次男の誕生で見送りに。長男が小学校に上がる前最後のチャンスと思い、今年こそはハワイに行く計画でしたが、この状況下ではまず無理でしょう。
昨年10月から有効期限を迎えたJALマイルがどんどんeJALポイント交換されていっている状況で、今後もしばらくこのような環境が続くことを考えると、使い道のないマイルを貯め続けるより実生活に使える楽天ポイントで日常生活に還元した方が賢明と判断しました。
狙いは「5と0のつく日」と「火曜・木曜」が重なる日の集中購入
楽天カードで効率良くポイントを獲得するには「5と0のつく日」の買い物が有効なことは広く知られています。通常の楽天カードでの買い物に+2倍が付きますので、楽天プレミアムカードの場合「5と0のつく日」に楽天市場で買い物をすると7倍になります(楽天市場での買い物:1倍、プレミアムカード利用:4倍、5と0のつく日:2倍)。
これにプレミアムカード特典の「楽天コース」選択で火曜日・木曜日の買い物が+1倍になりますから、「5と0のつく日」と「火曜・木曜」がクロスする日の買い物で+3倍になります。
イレギュラーなキャンペーンが多い中、日付や曜日に紐づく倍付キャンペーンは既に固定されたものですから、計画的に買い物をしたいと考えています。
ちなみに2021年の「5と0のつく日」と「火曜・木曜」がクロスする日は以下の通り。
4月15日・20日
5月20日・25日
6月10日・15日
7月15日・20日
8月5日・10日
9月30日
10月5日
11月25日・30日
12月30日
比較的年前半に多い印象ですね。ここに更に「お買い物マラソン」が重なれば考え得る最高の形となります。
実はこの記事を書いている3月25日は「5と0のつく日」と「火曜・木曜」、そして「お買い物マラソン」の3つが重なった日で、ここぞとばかり集中的に買い物をして、買い回り10倍を達成しました。
楽天経済圏に留まり、楽天とズブズブの関係に・・・。
そんなわけで、今回の楽天ゴールドカードの改悪は、ユーザーに楽天経済圏に留まるかを試す踏み絵であり、振るい落としだったわけですが、個人的にはプレミアムカードを握りしめ、楽天経済圏に留まることを決めました。
楽天モバイルをはじめ、楽天のサービスで生活に取り込めるものはほとんど切り替えており、既に楽天とはズブズブの関係ですが、楽天プレミアムカードの発行で更に一歩深みにはまることに。楽天プレミアムカードの方まで改悪されたら目も当てられないのですが・・・。
訳あってセゾンゴールドは年会費が永年無料で、SAISON MILE CLUBによりJALカードの12.5%増しでマイルが貯まるため、これだけは残し、JALカードは次の更新時に解約する予定です。
JALカードの保有意義はマイルが2倍たまるJALカード特約店とJALカード会員用の特典航空券交換時の低いレートでしたが、飛行機に乗る目途が立たない以上、年会費を払ってまで所有するメリットもないですから・・・。
今後は楽天プレミアムカードがセゾンゴールド・アメリカン・エクスプレスカードにとって代わりメインカードの座につくことも考えられます。実際に使い勝手を確認しながら考えますが、何よりもまずは楽天からこれ以上の改悪が発表されないことを切に願います。
※上記の内容は2021年3月末現在の情報であり、最新の楽天のサービス及びSPU(スーパーポイントアッププログラム)は頻繁しておりませんのでご了承ください。
TAGS: 楽天プレミアムカード | 2021年3月26日