【投資】オリックス(8591)の売却とジローA(ZG)の打診買い
自分の中で設定した投資ルールとして、毎月第3木曜日が株の買付日としており、既に3月は購入を済ませていますが、その後一部の株式を売却し、その資金で別の株に充てていますので、まとめておきます。
オリックス(8591)を売却
まずは売却から。長年連れ添ったオリックス(8591)に別れを告げました。
元々は株主優待目当てで購入したのですが、途中で株主優待投資が自分には性に合わないと感じ、処分するタイミングを伺っていました。オリックス自体は大好きな会社なのですが、ただ投資対象としては違うな、と。
NISAで買っていたために損益通算することもできず、購入以来ずっと含み損だったので売るに売れませんでしたが、ようやく買値まで回復したので、3月の権利確定を待たずに売却することにしました。ふるさと優待ともこれでお別れです。
株主に手厚い会社ですが、業績はヨコヨコ。保有しているだけで配当と株主優待をリターンとして得られますが、株主優待株は優待品欲しさに目が眩み、高値掴みしたり、利確を躊躇ったりと雑念が入りやすく、含み損を抱えがち。
配当と株主優待を合わせて5%ちょっとの利回りですが、長らく含み損を抱え、それがかなりのストレスだったので、5%程度の株主還元でそのリスクを背負うのはちょっと嫌だった、というのが処分した一番の理由です。
当然人によって違いがありますが、自分には含み損を抱えたまま長期保有し続けるのは思った以上にストレスなようで、長期保有するなら配当は少なくても業績が右肩上がりで含み益を抱えている方が心の平穏が保てるようです。
ジローグループA(ZG)、他2銘柄を購入
時期は若干ズレますが、オリックス売却後から月末までに以下の3銘柄を購入しました。
買い増ししたのはマイクロソフト(MSFT)とホームデポ(HD)
オリックスの売却で得た資金の再投資先として、マイクロソフト(MSFT)とホームデポ(HD)を購入しました。コア10銘柄に位置付けた中で持ち分が低い下位2社を機械的に購入しています。
MSFTは前回の決算も良かったですし、コロナの変異種や欧州の感染再拡大など、第4波の到来が懸念され、未だ予断を許さない状況下、働き方の変革はまだ序盤。IT技術の需要は今後も益々伸びるだろうと推察します。
HDについては今期のガイダンスを見送っており、一時株価が急落。長期金利の上昇で、コロナに端を発した住み替えによる不動産特需に冷や水を浴びせるものと考えていましたが、駆け込み需要か不動産ニーズは依然高い様子。株価も急回復しています。
長期金利は1.7%を超えた後は1.6%台まで戻して落ち着きを取り戻しつつありますが、振るい落としのような株価急落は今後も繰り返し続くと考えており、オリックスの売却で得た資金の一部は温存しておきます。
ジローグループA(ZG)を打診買い
最近元気のないグロース株ですが、ワクチンの普及が始まり「コロナ後」が見えてきたことで、投資家の目線が期待で買われたグロース株から着実に利益を上げているバリュー株にシフトしているのでしょう。
2021年の世界経済成長率見通しはV字回復ですが、2022年以降は低成長に戻ることを考えると、そう遠くない時期にまたいずれはグロース株に回帰するのでは、と考えています。
コロナショックの時はポートフォリオにグロース株がほとんど入っていなかったため、上昇相場に全く乗れませんでしたが、その反省を活かし、割高感に心理的抵抗感を覚えながらも、納得のできるグロース株は今のうちからコツコツ買い集めようかと思っています。
そんなわけで不動産ポータルサイトを運営するZillow Group(ジローグループ)を打診買いしました。コロナショックからは大きく上げてしまい、今更感が強いですが、さてどうでしょう。
ちなみに同社には議決権のあるクラスA(ティッカー:ZG)の他にARKK-innovation ETFも保有する議決権のないクラスC(ティッカー:Z)があります。議決権など全く必要ないのでZで良かったのですが、ZGにした理由は単にSBI証券で取り扱いが無いというだけの理由です。
ZGはこのところずっと株価を下げていますが、グロース株だから、というだけでなくARKKの上位(5位・3.73%)に組み入れられているために、投資家のARK離れが進めば自然とジローも売られるため、なかなか反発難いようです。
購入後早速含み損となっており、まだしばらくはダラダラ下げそうな気もしますが、今回まずは少し摘まみ、今後株価が下げるたびに少しずつ買い増しをして、年内にある程度のポジションを保有したいと考えています。