オボイストモデルの帰還。バイアスライダースの躍進。
すっかりご無沙汰をしております。仕事の忙しさにかまけて全く更新をする気になれず、だいぶ放置しておりました。仕事とランニングしかしていませんので、正直書くこともほとんどなくて・・・。
“1RUN=1POST”でアップするInstagramの方も映えるような写真を撮る余裕もなく溜まっている状態。今年も残りわずか。尻すぼみでこのままウェードアウトしないよう気を取り直していければと思っています。
さて、朝夕の冷え込みが日増しに厳しくなってきました。3月に完成したNo,No,Yes!のバイアスライダースジャケットは、短い秋を憂いながらとにかく着れるうちにたくさん着ようと、散歩に、公園に、出掛ける機会を見つけては身につけています。
近所をウロウロするだけならスニーカーでもいいのですが、このジャケットに合わせる靴はやはりレザーシューズが良い。でも Guidi Calf(グイディカーフ)の存在感に釣り合うようなレザーシューズと考えるとなかなかイイ靴が思い浮かびません。
それにバイアスライダースに合わせる靴も、いわゆる紳士靴ではちょっとイメージが違う。ワークブーツも、スニーカーもちょっとずつイメージがしっくりと来なくて、思い浮かぶのはオボイストモデルの存在。
靴の顔であるストラップを除けばシンプルなプレーンシューズで、敢えて主張を抑えたライダースジャケットとの相性も良く、またグイディカーフの存在感にも、CHARLES・F・STEAD(チャールズ・F・ステッド)のアンティークカーフとクロコのストラップなら張り合えます。
そんなわけで、ライダースジャケットに合わせる靴をあれこれ模索するほど、オボイストモデルが益々最適解に思えてきてならなかったのですが、実は夏からオボモはストラップの調整で里帰り中。
クロコの革が伸びやすく、ギボシが埋まってしまい、また剣先の外跳ねが強くなってしまったため、調整をお願いしていました。Sewn-Shoemakerの鈴木さんは大変お忙しく、調整をお願いするのも憚られましたが、時間を見つけて対応してくださるとのこと。
そんなわけで、今シーズンはライダースジャケットとオボモを合わせることを半ば諦めていましたが、12月を目前に鈴木さんから「調整が完了した」との一報が入り、先日無事に受け取りました。
久しぶりの再会。ギボシもきちんと表面に出て一安心です。改めて眺めてみると、やはりクロコストラップはカッコ良く、惚れ直します。
鈴木さん曰く、クロコが思っていたよりも伸びやすいそうで、今回の原因もそこにある様子。そんなわけで、剣先を交換してギボシの穴を極力小さくしてもらいました。
さて、こうして揃った2つのアイテム。素材も全く違いますが、手持ちのアイテムの中ではやはり一番相性の良さそう。恐らく双方に共通項を感じるからだと思います。
どちらもシンプルなデザインながら一癖あり、静かに主張するという点で雰囲気が似ているんですよね。
それに、アイテム単体としては強く惹かれるのに、装い全体に溶け込ませようとするとその個性の強さから協調性を欠き浮いてしまいがちで、他のアイテムとの相性では難しさを感じることもありました。
しかし、こうして似た者同士、相互に補完し合う関係に感じられ、一気に着やすくなった気がします。
トップスは薄手のシャツ、特にsmoothday(スムースデイ)のテクノラマ墨染めTシャツとは相性が良く、パンツについてはジーンズはもちろんジョガーパンツでも何でも合います。オボモの場合、ジョガーパンツでも違和感なく合わせられるのがまた良くて。
手持ちのアイテムを順繰り合わせたあとは、なんとか時間を見つけて未だオーダーできていないオボイストトラウザーズ(通称オボトラ)をウールデニムで仕立てて合わせたいところ(買う買う詐欺にならないよう気を付けないと・・・)。
せっかく気に入ったアイテムも身につけなければ宝の持ち腐れ。せっかくこうして相性の良いモノ同士が出会い、思い描いていた着こなしができるのですから、寒さの限界を迎えるまでは積極的に着まわして、一気に親和性を高めたいと思います!
TAGS: NoNoYes!・oboistmodel・Sewn shoe-maker×Oboist | 2021年11月27日