【投資】2022年2月の資産運用の状況(前月比▲1.70%)銘柄分散でPFに立つ波を打ち消し合う
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1月に続き2月も株式市場は大きく下落。インフレが高止まりしている上にロシアによるウクライナ侵攻で原油をはじめとしたコモディティ価格が軒並み上昇し、企業活動や人々の生活にも影響が出始めています。
こうなるとFRBによる利上げが開始される前に景気後退しかねない状況で、もしもリセッションとなれば2022年の投資はこれまで以上に難しくなることが予想されます。
そのような環境下、自分は・・・というと、これまで通り淡々と買い増しを続けています。ビジネス自体が傷んでしまい処分を急がなければならない銘柄は売却も検討しますが、一時的な業績の陰りによる株価下落は一過性のことと割り切り、ホールドする方針。
一本調子に上昇する銘柄なんてそうありませんし、そういった銘柄は常に割高。どの銘柄でも少なからず景気サイクルにより浮き沈みするのですから、バランス良く分散投資することでポートフォリオ全体に立つ波を極力抑えようと心掛けています。
そんなわけで2022年2月の運用状況を振り返ります。今回もどうかお付き合いください。
2月の取引の状況
2月は以下の銘柄を売買しました。
今月の取引は、買い増し2銘柄となっております。火中の栗を拾いに行った感のあるペイパル(PYPL)と、コア銘柄10種で最下位だったスリーエム(MMM)をそれぞれ買い増しました。
PYPLについては2年ほど辛抱が強いられそうですが、エンゲージメント重視に舵を切った同社の動向を確認するために、新たに追加される月間アクティブユーザー数とARPU(1人当たり売上金額)を四半期ごとに確認し、戦略転換の効果をきちんと確認したいと思います。
一方、MMMは相変わらず下げが止まりません。買い増しにより最下位は脱しましたが、9位止まり。決算後大きく株価を下げたホームデポ(HD)が最下位に転落しましたので、3月はHDの買い増しになるでしょうが、当面この2銘柄を隔月で交互に買い増ししていくことになりそうです。
年初には10種中ほとんどの銘柄がクリアしていた2022年基準も、2月末では半数の銘柄が割り込んでしまっています。今回のロシア・ウクライナ問題でロッキード・マーチン(LMT)が第一位に躍進しています。
2月末のアセットアロケーションの状況
次にアセットアロケーションの状況についてご報告します。
現金比率は今月も買い増ししているにも関わらず、前月の23.4%から23.5%へと微増。ポートフォリオは米国株が評価を下げた影響です。買付余力は十分にありますし、いざとなれば債券クラスも処分しますので、毎月決まった額を粛々と買い続けます。
2月の配当金の状況
配当金の内容は以下の通りとなっています。
2月は昨年同月比で72%と大きく割り込みました。昨年はまだアメリカン・ブリティッシュ・タバコ(BTI)とゼネラルミルズ(GIS)がポートフォリオに残っていた影響です。
今後、利上げやQT(バランスシートの縮小)に加え、リセッションも見えてきたため、今後は更に株価が下げそうですが、配当金は握力強くホールドするための拠り所になります。
売るのは苦手でタイミングを見て投資することはとっくに諦めていますので、目先のリスクに目を落とさず、ずっと先を見据えてコツコツ投資を続けます。
受取配当金見込み額は2月末時点で2021年対比112%の予定。1月末時点で106%予想でしたが、この1ヶ月でだいぶプラス幅が増大しました。この調子で買い増しと増配により130%くらいまで伸ばせればいいな、と思っています。
保有銘柄と資産の推移
最後に、資産の推移は以下の通りです。
2022年2月は前月比で▲1.70%でした。残念ながら続落となり、昨年10月末の水準まで下がってきました。仮にロシア・ウクライナ問題が終息したとしても、まだまだ下げそうな気がします。
インフレ、雇用、利上げ、景気動向と、あっちが上がればこっちが下がるといった具合に、細かいレンジで上下を繰り返す気がしており、何とも読みづらい相場環境ですね。
相場を追っていると気疲れするので、やはり自分の基準をこの際改めてしっかり確認して、基準に達したら機械的に売買し、あとは静観を決め込むのが精神衛生上最も良いでしょう。自分の頭じゃいくら考えたって相場なんて読めやしないんですから。
TAGS: 運用報告 | 2022年3月2日