【BUY】米国株:アクソン・エンタープライズ(AXON)を新規打診買い
パランティア・テクノロジー(PLTR)に続き、アクソン・エンタープライズ(AXON・以下「アクソン」)を新規購入しました。(パランティアも同じタイミングで追加購入)
アクソンはテーザー銃の製造で知られ、米国の多くの州警察に採用されている公共安全機関関連銘柄です。テーザー銃とは電極発射型のスタンガンで、6メートルほどの距離から5万ボルトの電撃を与えられるとされています。
アクソンはこのテーザー銃の他、センサー事業(ボディカメラ)、そしてAxonカメラで撮影したデータを保存・分析、位置特定や人工知能との連携によるレポートの出力などのサービスを提供するクラウド事業を抱え、ハイブリッドなSaaS(Software-as-a-Solution)企業へと成長しています。
SaaS企業は多々ありますが、アクソンにはテーザー銃の高い利益率とクラウドビジネスの高い成長性、そしてボディカメラとクラウドの強固な連携による高い参入障壁など、高く評価できる特徴があり、先日新規で打診買いをしたパランティアと共に、独自性を強く感じています。
懸念は、好業績とAIブームで株価が割高なことや、顧客の大半は警察を中心とする公共機関であり、米政府による予算縮減等の事態には大きな影響が出かねないこと、また今後民間企業への販路開拓の可能性はあるのか、など懸念はすべき点はあります。
しかしながら、生成AIが急速に進化する中で、淘汰される分野や業界がある一方、今後更なる恩恵を受ける可能性が高いと考える同社のような企業には、期待も込めて少しずつ購入してポートフォリオに加えていきたいと考えています。
比較的恩恵を受けやすいと思われるIT企業についても、例えばクリエイターに不可欠なソリューションを展開するアドビ(ADBE)などはOPEN AIの生成AI「sora」などが急速な進化を遂げており、その影響を被るのでは、と懸念されるなど、一括りにIT企業と言ってもその恩恵を受けるか、逆に今後大きな脅威となるかはしっかり精査しなければなりません。
そんなわけで、コロナショックから保有してきたアドビは、上記の理由からこのタイミングで全株売却しました。新たに購入したパランティアとアクソンの2銘柄は、合計してもこれまでのアドビのポジションの70%程度しか購入しておらず、今後の投資余力を残しています。
今回はあくまでも将来への期待を込めたサテライト投資の一環ですし、ここ数年でポートフォリオに占めるハイテク株の割合もだいぶ上がってきましたので、今後はコア銘柄10種の買い増しを中心に、バランスを意識した投資を心掛けていきます。
TAGS: AXON | 2024年3月19日