【投資】2024年4月の資産運用の状況(前月比+0.01%・最高値更新)学びと投資の相乗効果
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パレスチナとイランの対立、高いインフレ率と急速に進む円安進行など、次々と不安因子が鎌首をもたげる中、調整直面を迎えた株式相場。1~3月の上昇を考えれば当然の調整ではありますが、これまでの上昇が強かっただけに、どこまで調整が入るのかを見極める1カ月となりました。
とは言え、自分自身のポートフォリオに目を向けると、今年の目標に向けて着実に前進を続けており、目標の1つであった「配当金流入額の前年比+25%」を早々に達成できる見込みとなったことなどから、コア銘柄中心の投資からサテライト投資へと移行しつつあります。
サテライト投資は楽しいですね。知識を習得しながら将来性や期待を込めて興味のある銘柄に投資を少しずつ始めており、投資を通じてまた次の知識習得につながっていくという相乗効果を生んでいます。
そんなわけで、2024年4月の資産運用状況をご報告します。今回もどうかお付き合いください。
4月の取引の状況
4月は以下の銘柄を売買しました。
- 割安感:ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- 成長性:ゾエティス(ZTS)、KeePer技研(6036)
- コア10最下位:ナイキ(NKE)
- その他:レゾナック・ホールディングス(4004)、ローム(6963)
今月も上記3つの視点から株式をチョイスし5銘柄を購入しました。一方で後述しますが、スリーエム(MMM)からスピンオフされたソルベンタム(SOLV)を売却しています。
レゾナック・ホールディングス(4004)の購入については以前記載しましたが、半導体製造のローム(6963)も購入しています。投資目的はパワー半導体への期待です。
次世代パワー半導体と言えば、SiC(シリコンカーバイド)が有名ですが、その次はGaN(窒化ガリウム)と言われています。パワー半導体の世界シェアでトップ10に日本メーカーは数社ありますが、GaNのパワー半導体を、既にホームページの製品ラインアップに掲載しているのがローム。
今後のパワー半導体需要の伸長や、政府主導の”日の丸”半導体への期待、ロームと東芝の業務提携など、レゾナック同様、ポートフォリオに組み込んで長期的に観察したいという思いに至りました。
日本株の銘柄では、半導体の上流に東京応化工業(4186)、下流にレゾナック、そしてパワー半導体ではロームと、半導体関連銘柄が増えています。半導体は調べれば調べるほど面白い。
ちなみに、勉強のために最近よく観ているのは「ものづくり太郎チャンネル」。めちゃくちゃ面白く、文系でも理解がしやすく大変勉強になります!
さて、こちらは先進国株の状況。ご覧のとおり、コア銘柄10種が目標基準値まで達成間近です。
今年の目標は、①コア10全銘柄の目標基準値クリア、②配当流入額前年比+25% の2つなのですが、冒頭に記載したとおり、②は早々に達成済み。①についても残す3銘柄も目標基準値から大きくかけ離れていないことから、近くクリアできる見込みです。
そのことから、興味を深掘りするためサテライト投資に資金を振り向け始めており、前月はパランティア(PLTR)、アクソン・エンタープライズ(AXON)、アーム(ARM)であり、今月はレゾナックやロームであったりします。
ちなみに、日本の半導体関連は「ものづくり太郎チャンネル」などで知識を習得していますが、エヌビディア(NVDA)を中心に、AI革命やアクセラレーテッド・コンピューティングなどの潮流については、米国株マスター大島和隆氏の大ファンで常に参考にしています。
好調を維持している米国景気と米国株ですが、仮に大きく下落に転じた際には、株安と円高のダブルパンチで資産の下押し圧力が高まることが予想されることから、サテライト投資はある程度日本株にも資金を振り向けたいと考えています。
4月末のアセットアロケーションの状況
次にアセットアロケーションの状況についてご報告します。
新規銘柄の購入もあり、現金比率は6.3から4.8%へと下落しました。現金については、今後スポットである程度まとまった資金を追加投入する可能性があり、現金余力が無くなり次第実施します。
日本株は5.0%から5.7%に上昇、金(ゴールド)も2.3%から2.5%に上昇し、概ね堅調です。
4月の配当金の状況
配当金の内容は以下のとおりとなっています。
配当金は、米国株4銘柄、Jリート1銘柄からぞれぞれ受領しました。また、スリーエムからスピンオフされたソルベンタムを受領し、即日売却したのは既に記載のとおり。
過去何度かスピンオフを経験し、保有していても株価はダダ下がり、それだったら現金化して組み入れたい銘柄の買い増しに使った方が有益だと過去の経験で学びました。
2024年の配当金流入額について、前年比+25%の達成見込みとなったことから早くも年間目標のうちの1つをクリアしました。年前半に投資しないとその年の受取配当金に反映しませんので(投資時期が年後半になるほど、今年の配当金への影響度が低下する)、前半は積極的に投資をしてきました。
まさか4カ月足らずで達成できるとは思っていませんでしたが、おかげで今後は低配当株や無配株でも投資妙味を感じた際には、積極的に投資ができるようになりました。
保有銘柄と資産の推移
最後に、資産の推移は以下のとおりです。
2024年4月の総資産額は、前月比で+0.01%と、わずか数千円のプラスという結果でした。それでも大きな調整局面をプラスで終えられたのは上出来かと思います。
とは言え、調整局面はこれで終わりではなく、引き続き燻り続ける地政学的リスク、インフレの高止まりや米大統領選の行方など、新たなニュースが出るたびに相場は右往左往する展開が予想されますが、ポートフォリオに立つ波は軽微に押さえられるよう、あらゆるリスクを想定し、より強固なポートフォリオを組んでいきます。
TAGS: 運用報告 | 2024年5月1日