レモンの木を育てる#3~着果した実にサビダニの被害と今後の対策

現在、育てているレモンの苗木は、昨年から購入した3年生の璃の香と、フリマサイトで譲っていただいたピンクレモネード。そして今年購入した2年生のマイヤーレモンとリスボンの4本。

今年から管理場所を西側のベランダから屋上に移し、太陽に当たる時間が格段に増えたせいか、成長は順調なようです。夏芽が雨後の筍のようにバンバン出てきますが、早く大きく育てたいピンクレモネードを除き、来年の実付きをよくするためにどんどん芽を摘んでいます。

屋上に移したことでハダニもだいぶ減った気がしますが、それでもまだ多い印象。更に屋上ならではの課題もあります。それが強風。とにかく遮るものがないので、3階建ての建物の屋上は結構な強さの風が吹いており、穏やかな日の方が少ないかもしれません。

せっかく着果した璃の香ですが、整理落果も一段落し、残った実は3つ。何かあっても1つくらいは残り、レモンの初収穫に期待していましたが、強風による度重なる転倒で、まず1つが落果。
そしてもう2つは台風による転倒&土砂降りに打たれ、実が傷つき、更にしばらくすると実の表面に黒ずみが出てしまいました。
色々調べてみると、その症状から恐らくサビダニによる被害かと思われます。今年はかなり期待していただけに残念ではありますが、サビダニの被害にあった実は食べる分には問題ないようなので、とりあえず刈り取るようなことはせずこのまま様子を見守ろうと。
さて、ダニ問題。これはサビダニだけでなく、前述のとおり葉にはハダニの被害も以前からあり、これまで葉に散水したりして対応してきましたが、勉強も兼ねてこの機会に一旦リセットしようと思い、農薬を購入しました。

農薬としては「ダニ太郎」と「バロック」の2種類、それにマシン油と噴霧器も購入。ダニ用の農薬は色々ありますが、かんきつの対象に「サビダニ」が明記しているのはこの2種類でした。
農薬を2種類購入したのは、耐性がついてしまうため連続して使用することができないため、ローテーションして使用できるよう2種類購入しておきました。農薬も年1度しか使用できないと説明書に書いてありますし、効果が出なかった場合も想定して2種類あった方が安心かと。
なお、マシン油はダニを窒息させるために使うものですが、こちらは来年の春に使用します。

さて、「ダニ太郎」と「バロックフロアブル」、どちらから使うかですが、バロックの特徴は卵と幼若虫に特に効果が高く、長く持続的に効くのに対し、ダニ太郎は卵、幼虫、成虫に効果があるらしい。

時期的にはすでに発生初期の段階は過ぎていると思われ、それならばダニ太郎の方が適当かな、と判断。噴霧器で葉と株元にしっかり散布しました。バロックは使わずに済むといいですが、これでしばらく様子を見守りたいと思います。
さて、屋上の防風対策について。何か手を打たないと同じことを繰り返しますし、来春の開花時期までに対策しないと花をすべて散らされてしまいますので、喫緊の課題として対応を検討したいと思います。
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