【OLD】最高の中庸 Edward Green(エドワードグリーン)/FALKIRK(ファルカーク)
こんばんはー。
今日から7月、早いものでもう一年の半分が過ぎてしまいました。
私事ですが、先日一年で一番大きな仕事がようやく終わり、
ホッと肩をなでおろすことができました(元々極度のなで肩ですが・・・ってどうでもいい)。
気が付けばボーナスも入り、株式の配当金も入金済み、そしてセールは目前・・・
と、ストレスを物欲で発散するための諸条件は整っているのですが、
今年はどうも気が進まないでいます。
理由はいくつかありますが、一つは最近読んだいくつかの本の影響と(これはまた後日)、
もう一つは根本的に身の回りの必要なモノが揃っており、十分に事足りているからでしょう。
昨年までに多少無理してでも色々と買い揃えてきたおかげなのかもしれません。
思い入れがあり、上質でそれなりに高価なモノを持つと、今あるモノをいかに手入れをして
大切に使っていくか、ということに否応なしに関心が向かうようです。
そんなわけでしばらくは目新しさに欠けた、退屈なブログになるかもしれませんが
ご容赦くださいm(_ _)m。
さて、先週末は体調を崩していたため、今週は溜まったアイロン掛けやら靴磨きやらと
ルーチンワークに精を出していましたが、時間が経つほどにますます愛着が増していくモノ、
購入して良かったと感じられるモノがあり、手入れのたびに所有する喜びを感じています。
こういったモノの手入れはいくらつまらない作業でも不思議と退屈しない。
1年半前に購入したEdward Green(エドワードグリーン)のFALKIRK(ファルカーク)も
そんな愛着深い一足です。
いささかネタ切れの感もあり、ちょうど磨き上がりを写真に撮ったので、ご紹介します(苦笑)。
雑誌で見て一目惚れをして、予約までして購入したのがこのファルカークです。
全身ブローグ(穴飾り)尽くめのカントリーライクな一足ですが、
ドレスの要素も多分にあり、またチェスナッツというカラーのおかげもあるでしょうか、
その中庸な立ち位置から活躍の場を大きく広げています。
グリーンのラスト#202は、個人的には最も相性のいい木型です。
足にピッタリと吸いつくような感覚は唯一無地。
特に足の甲とかかとの収まりが既成靴の中では抜群です。
ノーズが長過ぎないのでポールジョイント部のシワが入りにくいのも好きな理由の一つ。
元々アンティークフィニッシュが施されているのですが、履くほどに自然な黒ずみが
ブローグ(飾り穴)や鳩目の周辺にうっすらと入るようになりました。
何度か雨にも打たれ、そのたびに革の艶が増したように思います。
カラーがチェスナッツ(ミディアムブラウン)なので、その経過が分かりやすく、
次第に風格が出てくる様子はブラッシングをするたびに新たな発見を与えてくれます。
見た目はクラシックですが、モードでもカジュアルでも、少なくとも自分が装う範囲では
しっかりと応えてくれる優等生。
特にジャケパンが多くなる夏には週一のローテーションで回ってきます。
靴は履いてナンボですから、どんなシーンにも対応してくれるのはありがたいです。
履き心地、作り、革質、そして使い勝手と、申し分なく、客観的に見ても
「消費」ではなく、いい「投資」だったと心から思える一足です。
さて、#202の履き心地に味をしめた今、いつか手に入れたいのは
同じラスト#202のMALVERN(マルヴァーン)、もしくはCADOGAN(カドガン)。
カラーは未だ体験の無いバーガンディ(赤茶色)を、と考えています。
必要なモノがほぼ揃い、一巡した今、いつか新たな靴を必要とする時が来た際には、
迷わず#202を選ぶと思います。
さて、それは1年後のことか、それとも3年後か・・・神のみぞ知る、ですが。
・・・意外に来週だったりして(汗)。
TAGS: EdwardGreen | 2012年7月1日