新たなサボテン、栽培が難しいと噂の極光丸を購入
「また難しい品種を選びましたね!」
嫁さんの試験が終わったので、お疲れ様会をしようということになり、嫁さんは中華料理食べ放題、僕はサボテンを見に行きたい、というそれぞれの思惑があり、結果として池袋デートをすることになりました。
お目当てのサボテンですが、西武池袋本店の屋上にグリーンショップがあり、中でも「鶴仙園」さんはサボテン・多肉植物を中心に各種優良品を常時数多く取り揃えている都内でも有数の専門店です。
2月に訪れた際はまだ数が少なかったのですが、今回訪れたら温室の外にまでサボテンがずらっと・・・!
(屋外にずらっと並ぶサボテン)
新入荷の苗が手頃な価格で大量に並べられていました。これにはテンションが上がる上がる!
この時期はサボテンがつぼみや花を多く付けているため、普段はわからない花の色も確認できますから、珍しい色を見ては「あれも欲しい、これも欲しい!」ってなってしまいます。
さらに温室の中を覗くと・・・。
(屋内のサボテンたちはまた圧巻!)
テンションMAX!!
サボテンには全く関心のない嫁さんを置き去りにして1人で「ワーワーッ!!」言いながら小1時間、小さい苗を中心に吟味して回りました。
昨年はサボテンを勉強し直すということで、棘のない銀冠玉(ロフォフォラ属)と兜丸(アストロフィツム属)を購入しましたが、今年は棘が太く刺さっても痛くない強棘サボテンを選ぶことに。
(過去の記事)
実はロフォフォラ属もアストロフィツム属もメキシコ北部が原産。種類は違えど環境的は近く、一緒に育てやすかったのですが、今回は全く別の品種を選ぶことにしました。当然原産地の近いの方が育てやすいのですが、どうも飽き性でいけません。
悩みに悩んで購入したのがこちらの極光丸(エリオシケ属)。その際、レジで店員さんに言われたのが冒頭の言葉です。
(チリ原産のエリオシケ属「極光丸」)
小さいながらも赤黒く堅い棘を持ち、新しい棘は鮮やかな赤みを帯びており、派手さはないものの緑とのコントラストが大変美しい極光丸。球体もきれいでこれだけポツンと残っていたものをゲット。いたく気に入ってこれから育て甲斐があると息巻いてみたのですが、詳しく話を聞けばこの極光丸は育成がとても難しいようで。
極光丸(エリオシケ属)の原産はチリ。聞けば乾燥した標高500~3,000メートルのアンデス高地に生息しています。乾燥に加え、朝夕の寒暖差を好むことから、日本のような高温多湿で夜も熱帯夜のような気候では不向きなのだそうです。逆に冬場はビニルハウスなどに入れることで昼間と夜の温度差が大きいのでエリオシケ属には向いているかもしれません。
また成長も遅く、正木苗ではゆっくりとしか育ちません。成長させるために接ぎ木するケースもあるようですが、できる限り正木のまま育てたいところです。
お店の方が言うには「とにかく風通しを良くするように」とのことなので、よく注意して育てたいと思います。
(そろそろ日光浴も秋までお預け)
現在、梅雨真っ只中。極光丸だけでなく他のサボテンにとっても湿気は大敵ですから、そろそろ水やりはペースを落とし、秋までしっかり水を抜きたいと思います。直射日光も強くなるから、屋外から風通し良く涼しい室内の窓越しへと移動です。
サボテンにとっては何かと難しい季節に入りましたが、無事に夏を乗り越え、秋にはなお一層の成長につながるよう頑張ってもらいたいものです。不安でもあり楽しみでもある、サボテン栽培。試行錯誤を楽しみながら育てていければと思います。
それではまた!