【BUY】MACKINTOSH(マッキントッシュ)/CHRYSTON LONG(フーデッドコート)
インスピレーションのままに
去年、購入したMACKINTOSH(マッキントッシュ)のWOOLER(トレンチコート)。着た時に描くシルエットは美しく、品が良くそれでいて男らしさもありとにかくカッコイイ。
以来トレンチコートは大のお気に入りとなり、それまで遠い存在だったマッキントッシュについてもまた、これまで以上に強い関心を抱くようになりました。
ハーフコートなんてそれまで縁遠かった存在ですし、まさかこんなに気にいるなんて思っても見ませんでしたから、やはり人の嗜好は変わるものだなぁ、とつくづく感じています。
(過去の記事)
さて、それからというもの、トレンチコートとは別にもう1つのイメージが頭をよぎるようになり、以来滓(おり)のように底の方に溜まっていた存在。それが先日訪れたMACKINTOSH × BAND OF OUTSIDERSの店頭で出会い、まるでイメージが具現化されたような思いがしました。
(Mackintosh/CHRYSTON LONG)
今回手にしたモノはウール ゴム引きファブリックを使ったフーデッドコート「CHRYSTON LONG」です。
どんな環境下でも着ることのできる汎用性は自分の中のモノ選びの基軸になっていますが、ゴム引き、フード付き、ライナーなしのシンプルな作りは自分の望んでいる要件をほぼ網羅したモデルでした。
(台襟?の高いフードが特に好み)
今回、ゴム引きとフードは必須条件でした。カラーもイメージではグリーンだったのですが、こちらは”military”と言うカラーで、写真よりもっと濃いグリーンとなっています。その色の名の通り、ミリタリーな雰囲気も漂う、どこか土臭い印象に一瞬で心惹かれました。
(ウールゴム引きのファブリック)
コットンゴム引きの照り感とはまた違った、落ち着いたウールの光沢。ゴム引きゆえの張り感から生まれる緩やかなドレープに鈍く光るウールの艶、そして美しいカッティングも相俟って、マッキントッシュの唯一無二なシルエットを鮮明に浮かび上がらせています。
(圧着の腰ポケット付近)
マッキントッシュのゴム引きはハンドメイド、そのため値段も少々張りますし、腰ポケットは圧着のため剥離が不安で物を入れられませんが、シンプルで飽きのこない佇まいと何と言ってもこの美しいAラインに惚れて即購入となりました。
ドレスシューズはもちろん、ラフに着てもドレッシーに装っても受け入れる度量の広さ。デニムパンツにJ.M.Westonの641ゴルフとか(試着で確認済み)、ホームスパンのパンツにSandersのマッドガードとか、チラリと見えるひざ下には何を持ってきてもサマになります。
(ゴム引きファブリックのためにMACKINTOSH JAPAN提携”Lavarex”の初回分無料クリーニングチケットとMACKINTOSH×BAND OF OUTSIDERSのピンバッヂをいただきました。)
(袖を通す日を待ちわびて・・・。)
試着で久しぶりに鳥肌が立つ思いをした今回のコートですが、こういう出会いは年齢を重ねるごとに減ってきており、何よりも貴重な経験と最近感じています。今後自分にとって”アイコン”となるような存在に育ってくれたら、と切に願っている次第です。
ゆっくりと、しかし確実に深まる季節を感じながら、このコートに袖を通す日を、今静かに待ちわびています。
TAGS: Coat・Mackintosh・ゴム引き | 2014年10月10日