【CD】FINK/Fink Meets The Royal Concertgebouw Orchestra
肌が粟立つような感動を覚える名盤
現在、NINJA TUNEから公式にリリースされているFINKのライブ音源は、2012年にリリースされた “Perfect Darkness Tour “での「Wheels Turn Beneath My Feet」と、2013年にリースされ、交響楽団Royal Concertgebouw Orchestraとの共演を収録した「Fink Meets The Royal Concertgebouw Orchestra」の2枚。
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(FINK/Fink Meets The Royal Concertgebouw Orchestra)
前出の「Wheels Turn Beneath My Feet」はシンプルなバンド構成だったのに対し、後者はオーケストラを従えてのライブとなり、聴く人が固唾を飲んで聞き入るような、張りつめた空気の中を貫く緊張感とはまた違ったライブ内容となっています。
(息を飲む壮大さを称えた名盤)
面白味はあるものの、途中聴く人にとってはいささか退屈さを感じるかもしれません。
それでも、肌が粟立つような感動を覚える「Perfect Darkness」からクライマックスへと続く「Sort Of Revolution」、そして一瞬の静寂を挟んで「ワッ」と沸き起こる観衆の歓声と満場のスタンディングオベーション・・・。
そこから伝わる、まるで立ち会っているかのような臨場感と、普段のライブとはまた違った壮大さとぬくもりを感じ、多幸感に浸ることができます。
数少ないFINKのライブ音源として、「Wheels Turn Beneath My Feet」と対を成すまさに名盤だと思います。
TAGS: Fink | 2017年2月1日