【CD】FINK/Hard Believer
通奏低音のように絶え間なく爪弾き刻み続けられるギターの音。時に心のいら立ちのような激しいピッキングが静寂の中に響き渡ると一気に緊張感が走る。ブルージーなギターにけぶるような声が言葉少なに、そしてシンプルに溶け込む。その音楽は幻想的で壮麗さすら感じる。特に「Looking Too Closely」には完全に引きずり込まれた。
2014年8月7日
Fink
通奏低音のように絶え間なく爪弾き刻み続けられるギターの音。時に心のいら立ちのような激しいピッキングが静寂の中に響き渡ると一気に緊張感が走る。ブルージーなギターにけぶるような声が言葉少なに、そしてシンプルに溶け込む。その音楽は幻想的で壮麗さすら感じる。特に「Looking Too Closely」には完全に引きずり込まれた。
2014年8月7日
1人になりたい時や、何かに追われている時、決まって聴きたくなる音楽がある。FINKの「Yesterday Was Hard On All Of Us」もそんな曲の1つ。どんなに追い込まれ、気分が滅入っていても、気持ちをリセットしてくれる曲。たとえ理不尽なことがあり、何もかも嫌になって、気持ちまで腐ってしまっても、そこから救い出してくれる曲。
2016年1月11日
FINKの世界感が確立されたと言っても過言ではない、名作「Perfect Darkness」のリリース後に行われたライブの様子を収録したアルバム。3ピースというシンプルな構成で行われたライブは、フィンクの爪弾くガットギターとその声だけで思わず泣けてくる自分にとって、どんなに豪華なオケを従えるより贅沢な構成なんです。
2016年6月17日
肌が粟立つような感動を覚える「Perfect Darkness」とクライマックスへと続く「Sort Of Revolution」、そして一瞬の静寂を挟んで「ワッ」と沸き起こる観衆の歓声と満場のスタンディングオベーション。そこから伝わるライブの臨場感は、その場に立ち会っているかのような気分に浸ることができます。
2017年2月1日
大衆音楽になじんでしまった人間にとって、ブルースとは大抵つまらないものだ。しかし、中毒性がある。多分に漏れず、フィンクのブルースも・・・いやフィンクだからこそ、なのかもしれない。ヴィンテージ・マイク1本、ヴィンテージ・アンプ1台で録音された、ラフで生々しさを感じる音楽の裏に、これまでの音源に共通して流れるフィンクの根源を見た気がする。
2017年3月16日
ダブを根底に宿しながら、こんなにも多彩な音楽へと広げることができるのかと毎回驚かされる。FINKの話だ。オーケストラをはじめ、様々な音楽との融合し、前作ではブルースへと昇華させ、そして今作では全く違う表情を覗かせる。ラテン語で「再起」を意味する「Resurgam」と冠したこのアルバムは、聴く人の内側へ語り掛ける音楽だ。
2017年10月15日
FINKの新譜が届きました。国内盤はリリース予定がないため、今回も輸入盤を取り寄せて毎日聴いています。有り体な表現でいえば、観念的で魂を揺さぶる音楽。音楽でありながら静まり返るような、いや静けささえも音で表現するような静かな音楽だ。最後の灯が一瞬煌めいて燃え上がり、そして潰える刹那の瞬間をこのアルバムに感じる。
2019年11月19日
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