ユニオンワークスのサイズアジャストサービスでフィッティング改善
サイズの大きな靴をインソールの作り直しで調整する
冠婚葬祭用(主に葬儀参列用)となっているCheaney(チーニー)のストレートチップは、保有する靴の中でも最も古い部類に属する1足です。
本格的に革靴に興味を持ち始めた頃、2足目に手にした靴で、自分にとっては初めてのグッドイヤー製法の靴となりました。
そんなチーニーですが、サイズ選びがまだ手探りだった頃に購入したため、足に対してハーフサイズほど大きいため、フィッティングが甘く、そのため日々のローテーションには入らず、履く機会からもしばらく遠ざかっていました。
出番自体あまり多くなかったので気にしないでいましたが、昨年靴をクリーニングに出したこともあり、せっかくだからフィッティングも改善させようと、久しぶりにユニオンワークスに行ってきました。
(過去の記事)
(ユニオンワークス銀座店)
ユニオンワークスのサイズアジャストサービスは、インソールをはがして足のサイズに合うようインソールに革を積んでいき、靴の中の空間を埋めることでサイズの調整をします。
積み増す調整用の皮は、フルサイズの革と前足部だけのハーフサイズの革があり、これらを足のサイズに合わせて重ねていくことでジャストサイズにしていきます。
最大3枚くらいまでは積めるそうですが、革を積み過ぎると靴が重くなりますし、履き着心地も悪くなるので、革は1~2枚の範囲での調整がいいようです。
今回はフルサイズの革を1枚積み増すだけで、これまでの履き心地の悪さが嘘のように解消されました。
(新たに作ってもらったインソールが入った)
お願いをする際、店員さんに「すでに入っていたインソールはどうされますか?」と聞かれました。
足汗で足跡のついたインソール。ずっと履き続けて馴染んでいただけに悩みましたが、万一カビの温床になっていたら嫌なので、入っていたインソールは廃棄し、全て作り替えてもらいました(どちらでもお値段は一緒とのこと)。
市販のインソールを入れているわけではないので、インソールに革を積んでいるなんてことは見た目にもわかりませんし、調整が1枚程度であれば履き心地も影響ありません。
今回は半年毎に送られてくる割引チケットを使い、3,000円(税抜)の10%オフでお願いをしました。フィット感が改善され、使用頻度が上がるなら安いモノですね。
(フィッティング改善で使用頻度が増加)
飾り気のない限りなくシンプルなストレートチップのチーニーですが、冠婚葬祭専用にするにはもったいないくらいの履き心地となり、再びローテーションに返り咲きました。
履き心地が改善されるだけで履くのが楽しくなり、一気に履く頻度は増えるものですね。もっと早く調整してもらえば良かったな、と今更ながら思います。
余談ですが、ずっと茶靴ばかり履いていましたが、最近は再び黒靴に少しずつ傾倒しつつあります。
チーニーの復帰により、黒靴は現在4足、もう1足あれば黒靴だけで1週間をローテーションできるな、などとよこしまな考えがふと頭をよぎっていけません。
TAGS: Cheaney・UnionWorks | 2017年2月25日