【投資】2021年2月の資産運用の状況(前月比+3.87%・高値更新)
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アノマリー的には下げることの多い2月の株式相場ですが、世界中でCOVID-19のワクチン接種が始まり、営業活動再開等の経済正常化に向けた期待から株価は引き続き上昇を続けました。
しかし、コロナ後の景気回復期待から長期金利が上昇を始め、2月中旬以降はハイテク株を中心に株価は下落に転じています。
個人的には良いタイミングで一部資産を売却してポジションを落とし、次の投資資金を確保、長期金利上昇によるドル高進行に備えて一部資金のドル転も済ませております。
2月後半の調整(株価下落)が3月以降どこまで続くか、長期金利の動向も注視しつつ、拾うタイミングを伺っています。 そんなわけで、2021年2月の月例報告をいたします。
2月の取引の状況
2月は以下の銘柄を売買しました。
2月は業績回復期待と3月決算企業の権利確定に向けて、これまで出遅れていた日本株がようやく上昇し始めましたので、これを好機と捉えてキャッシュ確保のために日本株2銘柄、米国株2銘柄(ADR含む)を売却しました。
一方、購入は月例の買付日(第3木曜日)に米国株2銘柄、スポットで米国株(ADR)1銘柄を購入しています。
月例で購入したのは、保有割合でコア10銘柄中下位2銘柄だったロッキード・マーチン(LMT)とユナイテッドヘルス(UNH)。ポートフォリオの根幹を成すコア10の買い増しは2021年の最優先目標となっており、早急に実現したいところです。
ナスダックが伸び悩む中、NYダウが過去最高を更新しており、ダウ構成銘柄の保有割合が多い自分のポートフォリオはようやく恩恵を受け始めています。
とは言え、長期金利が上昇するとハイテク株だけでなく、株価全体が下落に向かうでしょうから、短い春で終わってしまう可能性もあり、今後の相場環境の変化を予想して、どう対処していくかシミュレーションしています。
また、スポットで購入したのは、半導体受託製造の台湾セミコンダクター(TSM)です。
遅れ馳せながら最近半導体についての勉強を始めました。
半導体メーカーにとどまらず、技術進化のキーであるフォトレジストの変遷(光源や樹脂、感光剤等について)から半導体製造装置まで、調べてみるとなかなか面白いですね。
2月末のアセットアロケーションの状況
次にアセットアロケーションの状況について報告したいと思います。
日本株2銘柄の売却により、日本株の割合が10.3%から6.5%まで減少しました。最終的にはゼロにする計画ですが、急がず目標株価にタッチするのを待ちたいと思います。
一方、現金は7.1%から10.7%まで上昇しています。できれば日本株をもう1,2銘柄処分できていたらなお良かったのですが、早々思った通りには行きませんね。3月の権利取りのための上昇に期待します。
2月の配当金の状況
配当金の内容は以下の通りとなっています。
今月は米国株からのみ6銘柄から配当金を受け取りました。前年同月比で82%と、前月に引き続き前年同月の受取配当額を下回っています。
加えて、今回配当金を受け取った6銘柄中2銘柄(BTIとGIS)は今月売却済み。来年は更なる配当金の減少は決定的です。
年間受取配当金の見込み額も減少、先月時点で前年比90%予想でしたが、2月末時点では82%まで落ちています。
配当金は副次的なモノであると割り切りたいところですが、入金力に乏しい分(なにせお小遣いの範囲ですから)、配当が次の投資原資になることを考えると、もう少し配当金が欲しいところです。
以前も書きましたが、配当狙いならアッヴィ(ABBV)、CMEグループ(CME)、フィリップモリス(PM)辺りを視野に入れていますが、コア10もほとんどが連続増配株なので、配当をあまり意識しないで投資目標の実現に邁進した方が賢明な気がします。
保有銘柄と資産の推移
最後に、資産の推移は以下の通りです。
総資産額は1月の過去最高額を大幅に更新し、+3.87%と伸長しました。一時期前月比で+5%を超える上昇を見せましたが、月末の調整で上げ幅を縮小しました。とはいえ、2月は下がることも予想していただけに結果は上出来です。
繰り返しになりますが、2021年の投資における第一目標は「コア10銘柄によるポートフォリオの地盤固め」としており、まずはコア10銘柄全てが基準価額を上回るよう毎月買い増しを進めていきます。
次のターゲットはホーム・デポ(HD)だが・・・。
次の買い増し候補は、コア10銘柄中保有割合が最下位のホーム・デポ(HD)になります。先日決算発表したHDは2021年の業績見通しを保留にしたことで大きく売り込まれましたので、買い増しする好機に映ります。
しかし長期金利の上昇はハウジング銘柄にはマイナス、またこれまでCOVID-19によるステイホームや在宅ワーク、それに郊外移住が業績にドライブをかけていましたが、ワクチン接種の普及で特需が剥離するものと思われ、下落はもうしばらく続くでしょう。
目先の株価に一喜一憂せず、刻々と変化する経済状況を俯瞰して、先々起こる変化を想像しながら将棋を指すように投資判断を下し、答え合わせをしていきます。
TAGS: 運用報告 | 2021年2月27日