【投資】米国株:規律を持って落ちるナイフを掴みに行く。AZEK、BLK、NKEを買い増し
年初からの株価下落に、脊髄反射的に買いを入れていた一般投資家の鼻息もだいぶ小さくなってきました。玉切れか、はたまた諦めか・・・。切り替えの早い人は早々に「Sell in May」で株を手じまいし、買い手がいなくなったことで益々売り圧力が増して、更に下落幅が大きくなっているように感じます。
そんな中で今月も第3木曜日となり、投資の日を迎えました。落ちるナイフを掴みに行くような気持ちですが、落ちるナイフが床に刺さったところでナイフはナイフ。リスクがあるには変わりませんから、規律を持って買いに行きます。
さて、今回購入したのは、リサイクル建材のアゼク(エイゼック・AZEK)、投資運用会社のブラックロック(BLK)、スポーツアパレルのナイキ(NKE)の3銘柄です。
AZEKは成長性、BLKは割安感、NKEはコア銘柄10種のうち保有額が最下位であったことからそれぞれ買い増しました。
まずNKEですが、中国のゼロコロナ政策の影響で大きく株価を落としています。仕事柄中国のロックダウンの状況を毎日上海から直接聞いていますが、いまだに大変厳しい外出制限が取られており、非常に苦しい生活を強いられているそう。
政府が決めた6月の経済再開までに何としてもコロナを封じ込めたいと、今は政府の徹底した管理下にあり、食料調達でさえ苦労している状況下、スポーツやお洒落なんてとても楽しむ状況にはないそう。次の決算で一段と大幅な株価下落を予想されますが、ルールはルールとして買い増ししています。
今回、NKEの買付により、最下位は脱しましたが、今年の目標基準値には届いておりません。現在目標基準値に届いていない銘柄は4目柄あり、6月までに10銘柄全ての基準値クリアを目指していましたが、現時点ではちょっと厳しそうです。
こちらは外国株式の個別銘柄の保有割合を示すグラフです。ハイテクやフィンテックなどのグロース株の凋落が激しいです。長期的には成長期待が高いので、買い増しをしたいものの、現在の地合いではまだまだ投げ売りされる可能性がありますので、何も買い急ぐ必要はありません。
成長性や相場環境に左右されにくい銘柄という意味では、個人的にお気に入りのAZEKに加え、ロイヤリティファーマ(RPRX)、ゾエティス(ZTS)辺りは積極的に買い増しをしていきたいと考えています。