バオバブのある生活に憧れて#7~アダンソニア・ディギタータ、酷暑で根がモリモリ成長中
実生から育てているバオバブ(アダンソニア・ディギタータ)の苗。昨年の引っ越し後、越冬に失敗し、4株から一気に1株に減ってしまいました。
原因は根腐れ。秋に鉢を大きくしたため、冬の休眠中に水を吸い上げきれず根腐れを起こしてしまいました。残る1株も一部で根の先端が腐り始めていたため切除し、色々と考えた結果、根が入るギリギリのサイズまで鉢を小さくするなど、水捌けを重視して育ててきました。
根も傷んでいたため、葉が出るか心配でしたが、5月過ぎにはしっかりと新たな葉を伸ばし、暑さが増すに連れて葉を茂らせ、スクスクと成長してくれています。幹も段々と太くなってきました。
今年の酷暑は、我々にとっては地獄ですが、この子とっては最高の環境のようです。
最近になり、土が隆起し始めていることに気付きました。鉢の中で根がパンパンに張っているのでは?とも思いましたが、鉢底からは確認されません。
しかし、念のため引き抜いてみると、根がしっかり太り立派な塊根がとぐろを巻いていました。
毎日水を与えてもすぐに吸い上げていましたから、もう大丈夫と思ってはいましたが、根の状態を確認したおかげで、すっかり元気を取り戻したことを確信することができました。
育てている植物の中で順序をつけるのもいけませんが、内心一番大切にしている子なので、安堵しました。
まだ7月、これから益々暑くなるのでバオバブの成長にとっては絶好の機会ですから、更に根を太らせるために5号サイズのスリット鉢に植え替えました。ちなみに一番右が今回の5号鉢。今までの鉢と比べたら雲泥の差ですね。
冬は土がしっかり乾燥したのを確認してから与えなければ根腐れを起こしますが、夏場は多少水分過多でも暑さで水分を乾かしてくれますから、そこまで神経質にならずに済みます。
塊根部分を太くするため、根が隠れるまで深植えにしました。ガジュマルの根を太く育てる時に、根が土に隠れる程度まで深植えにすると太く育つので、バオバブも同じようにすればもっと太くなるだろうと。
これまで頭頂部からしか葉が出たことはありませんが、今後は枝を伸ばしてくれるのでしょうか。もっと葉を茂らせて、夏の間にたくさん光合成をして栄養を蓄えて欲しいところ。
今年の異常な暑さには辟易していますが、バオバブだけは元気いっぱいで存分に恩恵を受けています。暑い日も愛するバオバブの成長のためなら我慢もできる?かもしれません。
TAGS: アダンソニアディギタータ・バオバブ | 2023年7月29日