【投資】米国株:飲料・スナック大手ペプシコ(PEP)を新規購入
毎年ポートフォリオのリスクを低減するため、積み上がった自社株を一定数処分し、他の銘柄に資金を振り向けるという作業をしています。今年も売却は済んだものの、資金の引き当て先が決まらずあっという間に月末となってしまいました。
銘柄分散はこれまでずっと行ってきており、米国株も日本株も既にかなりの数に投資をし、十分分散が効いています。20銘柄を超えるとインデックスファンドと変わらないと言いますが、投資意欲の源泉である所有欲を満たしてくれるため、今もなお敢えて個別株に投資をしています。
セクターで見ると、ディフェンシブセクターである「食品・飲料」銘柄が抜けている状況。コモディティ化しやすく、差別化するが難しいため、過去ゼネラルミルズ(GIS)を売却してからこのセクターに手を出すことはありませんでした。
しかし、景気に陰りが見えてくると、生活必需品である食品・飲料は手堅く下落幅も小さいことから、上昇を取りに行くのではなくポートフォリオの安定感を高めるために今回ペプシコ(PEP)を新規購入しました。
PEPは以前から欲しいと思っていながらなかなか手が出せなかった銘柄です。悩むのは同じような業種の銘柄で、果たして米国株から選ぶ必要があるのか、それだけのメリットがあるのか、ということ。
米国株の経営効率は日本企業と比べて高く、高い成長性や利益率を誇り、投資する価値は十分あります。しかし、コモディティ化しやすい食品・飲料についてはどうか。日本のスナックならカルビー(2229)などと比較できますし、飲料も多数の日本メーカーが存在します。
日米企業間で成長性や利益性にそこまでの差がないのであれば日本株でもいいのでは、と思っており、同様の例でいえば、キャタピラー(CAT)は小松製作所(6301)と比較して同様にいまだ手が出ていませんし、先日ようやく購入したジョン・ディアー(DE)はクボタ(6326)と最近までずっと悩んでいました。
紆余曲折あり、ようやく購入したPEPですが、目下の課題は肥満問題の風当たりが強いこと。昨年には「トロピカーナ」ブランドを売却しており、糖分の多い飲料からの撤退を進めています。
飲料だけでなく、スナック菓子なども今後どうなるんだ?という疑問もあり、同社の事業環境の変化には注視する必要があります。
「食品・飲料」が久しぶりにグラフに入ってきました。まだまだ割合は低いので、少しずつ買い増しをしていきたいところですが、もう少し下落しませんとガッツリ買い進ることはできません。
配当利回りは2.5%程。連続増配記録は50年を超えている企業ですので、1日も早く投資した方が先々有利な銘柄ですね。配当キャッシュマシーンで生んだ資金を次の投資に回し、複利の効果で資産を増大させていくため、PEPにも存分に働いてもらおうと思っています。
TAGS: PEP | 2023年8月30日