【投資】2025年1月の資産運用の状況(前月比+1.19%・最高値更新)DeepSeek Shock!!

「投資運用状況」ページを更新しました。
いよいよトランプ米大統領がカムバックし、相場が熱狂したかと思えば、中国発のLLMであるDeepSeekの登場でAI関連株が暴落するなど、混沌としています。今年はどんな相場になるか、方向感が見えず不安の中にいます。
きっと去年とは全く異なる相場になるでしょうから、去年までの成功体験はごみ箱に捨てて、主観や思い込みを配し、初心に戻って相場と向き合わなければなりません。
「AIバブル」「米国株は割高」など色々言われていますが、今後相場がどちらに転んでもいいようなポートフォリオを構築し、リスクのある株はポジションを減らす、個別に暴落する銘柄があっても全体でポートフォリオ全体でカバーするなど、今から少しずつ準備を進めていきます。
そんなわけで2025年1月の資産運用状況をご報告します。今回もどうかお付き合いください。
1月の取引の状況
1月は以下の銘柄を売却しました。

年始に当たり、投資した当初の目的からずれてきた銘柄については一部売却しました。スリーエム(MMM)については配当目的でしたが、昨年大幅減配し、配当貴族から脱落。「コア銘柄10種」の工業枠をハネウェル(HON)に明け渡した際にポジションを落としましたが、今回追加で売却しました。
ナイキ(NKE)については後述しますが、こちらも2024年まで「コア銘柄10種」に名を連ねていましたが、業績は低迷し、昨年CEO交代もいまだ明るい見通しはなく、コア10には相応しくないと判断。2025年からコア10から外したため一定数を売却しました。
一方、購入した銘柄は以下のとおりです。

- 割安感:ペプシコ(PEP)
- 成長性:イーライ・リリー(LLY)
- コア10最下位:ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- その他:SUMCO(3436)、レイドス(LDOS)
新規購入は、日本株でシリコンウェーハ専業のSUMCO(3436)と、米国株で防衛システム主力のレイドス(LDOS)の2銘柄。購入した経緯については以下の記事に記録しています。


その他、割安感ではペプシコ(PEP)を、成長性ではイーライ・リリー(LLY)を、コア10最下位ではジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)と、米国株3銘柄を買い増し、ポートフォリオの底上げを図りました。

DeepSeek Shockでハイテク株が打撃を受けており、自身のポートフォリオでも首位だったエヌビディア(NVDA)が下がってきています。執筆時点では1月末時点より更に下がっていますが、今はまだ売るつもりはありません。

先に書きましたが、今年からNKEをコア10から除外したため、入れ替え銘柄を結構な時間を掛けて検討したのですが、ピタリと来る銘柄が見つからず一旦保留で9銘柄のままとなっています。
LLYはJNJと業種が被るし、コストコ(COST)なども検討していますが、成長性、配当、業種等でコア10に相応しいバランスの取れた銘柄がなかなか見つかりません。
最近は日本株から選んでもいいかな、と思ったりもしていて、例えば素材で信越化学工業(4063)や、商社で伊藤忠商事(8001)などを組み入れても良いかもしれない、と考えています。ポートフォリオの根幹を成す「コア銘柄10種」ですので、安直に決めず慎重に検討していきます。
ちなみに、各種ポイントを利用してS株の購入も開始しました。

1月末のアセットアロケーションの状況
次にアセットアロケーションの状況についてご報告します。

相変わらず全体の3/4は先進国株が占めていますが、今年の米国株に対する見通しはフラットでして、懸念はやはり米国株の割高感です。果たして米国独り勝ちの状況がこのまま続くのか、グローバル化が進んだ現代で一強状態がいつまでも続くとは思えません。
そんなわけで、昨年から日本株にも個別株を中心にある程度資金を入れています。まぁ日本株についてはなかなか難しく、結構な数の銘柄が含み損を抱えているわけですが・・・。
また、BRICsの頃のような新興国ブームの再来もあるかと新興国株への投資も継続しています。と言っても今はグローバルサウスに注目。グローバルサウスに特化した投資信託の購入も検討しましたが、信託報酬や資産規模を確認し、「eMAXIS Slim 新興国株」で十分という結論に至りました。
1月の配当金の状況
配当金の内容は以下のとおりとなっています。

配当金は、日本株1銘柄、米国株7銘柄からそれぞれ受領しました。前年同月比で114%とのことで+14%の上昇。1月はまずまずの滑り出しです。

年間の受取配当金額は前年比+25%が目標ですが、現在の見通しでは+15%ですので、のこり10ポイントをこれから増配と買い増しで補っていかなければなりません。買い増ししても配当がもらえるのは数カ月後になりますので、年内の受取配当額を上げるには年前半が勝負となります。
保有銘柄と資産の推移
最後に、資産の推移は以下のとおりです。

1月の総資産額は、前月比で+1.19%と続伸し、何とかプラスで終えることができました。DeepSeek ShockでNVDAをはじめとするハイテク銘柄の株価が急落しましたが、それらの資金は市場からは抜けずバリュー株に流れたため、ポートフォリオ全体でカバーすることができました。
今回は資金が株式市場からは抜けずにセクターローテーションしたため、ポートフォリオにダメージはありませんでしたが、今後関税の応酬など政局が荒れて市場が混乱すれば、好調な米国経済にもいずれ暗い影を落とすことが考えられ、その際はリスク回避の動きから株式市場から資金が抜けると思われます。
株式市場から資金を引き揚げるつもりは今のところ全くありませんが、今から考えられるリスクを特定し、対処を先送りにせず軽減するためにできる手を先回りして打ちたいと思います。
TAGS: 運用報告 | 2025年2月4日