真夏のジレンマ
「服装の乱れは心の乱れー!」
突然ですがクイズです。上記の台詞は僕の大好きな映画のワンシーンで、ある生徒が教師に叫んだ言葉です。さて何の映画でしょう?正解はエントリの最後に。
さて、今日の本題。
常に好きなものに囲まれていたいと思いながら、しかし、四季が巡るたびにどうしても身につけられないことがあるこのもどかしさ。この時期は特に多くの方が感じていらっしゃるのではないでしょうか。僕にとっては革ベルトの時計もそんな悩ましいアイテムの1つ。IWC(アイダブリューシー)Portofino 8days(ポートフィノエイトデイズ)、この愛して止まない時計を毎朝身につけたいと思いながら、躊躇するというジレンマに陥っています。
躊躇する理由は、暑さによる汗もありますが、今年の夏は早々からジャケパンにボタンダウンシャツばかり着ているため、どうも相性が合わず、なかなか手が伸びません。革ベルトというだけで避けるのはもったいないと、別のベルト(金属やナイロンなど)に変えて使うことも検討したのですが、この時計にはSantoni(サントーニ)の革ベルトが一番似合うのだと思えて、それもならず。現在はOMEGA(オメガ)のSpeedmaster(スピードマスター)が一人奮起しております。
8デイズ、なんとかゼンマイが止まらない頻度では身につけたいと、週に1回は引っ張り出してゼンマイを巻き、短時間でも身につけるようにしています。ゼンマイを巻くたびに愛着がわき、健気に息づくブレゲヒゲを見るたびにやるせなさ、そして焦燥感に駆られるという負のスパイラル(苦笑)。
考えてみれば、ジャケパンスタイルに慣れ切ってしまい、すっかり楽をすることが身に染みてしまったこの夏。身軽な服、ストレスのない靴、今年はクールビズに乗っかって実践をしてはみたものの、違和感を感じ立ち止っています。
ふと思い出す「服装の乱れは心の乱れ」という言葉。最近の自分の緩慢な仕事ぶりも含め、夏でも時にはスーツを着てネクタイも締めなければ、心に緩みが出る気がしており、大いに反省をしております。
夏バテや燃え尽き症候群などと言い訳はせず、今週から気を取り直していこう。そして明日こそは8デイズを身につけよう。この時計には大人なスーツが良く似合いますから。夏はまだまだ始まったばかりです。
お待たせしました。クイズの正解はこちら。
正解は「ぼくらの七日間戦争」でした。この季節になると何もかも放り出して映画の中に飛び込みたくなりますね。(・・・え?僕だけ?)
それではまた。