若いながらも歴史あり【2】Edward Green(エドワードグリーン)/Falkirk(ファルカーク)
「普段から愛用している靴を1足ずつ紹介しよう」
と、息巻いて始めてはみたものの、すっかり放置しており・・・。
一度きりで頓挫したかと思いきや、実は忘れていなかったこの企画(苦笑)。
忘れた頃にひょっこりと、気の向くままに記録していこうと思います。
さて、前回に続き、Edward Green(エドワードグリーン)の靴をご紹介します。
- Edward Green(エドワードグリーン)/Falkirk(ファルカーク)
- Size(Length) : 5.5(5 1/2)
- Size(Width) : D
- Color : Chestnut Antique
- Last : #202
2足目のエドワードグリーンとして手にしたのがこのファルカークです。
ストラスブルゴ20周年を記念しての復刻モデルだったと記憶しています。
アッパーからヒールにかけて散りばめられた見事なブローグ(パーフォレーション)に
一目惚れをして、当時丸の内にオープンしたばかりのストラスブルゴシューストアを
恐る恐る訪れました(当時も今も敷居が高くて高くて・・・)。
訪れた時点ですでに予約でいっぱいでしたが、なんとかキャンセル待ちをして
ようやく手にした、とても思い出深い一足です。
ユニオンワークスの中川代表も参加されたオールドシリーズ(復刻シリーズ)の
第1作目だったこのモデルは、旧#202ラストが現在のラストに比べて細身だったため、
Dウィズで展開されました(旧#202に一番近いウィズが現在のDウィズなのだとか)。
ハトメ、ハーフムーンなど、往年の意匠を踏襲し、古き良きクラシカルな印象。
#202のDウィズは、これまで履いてきた靴の中で最も足との相性がいい靴で、
ヒールカップから甲の高さに至るまで、まさに足に吸い付くという感覚を
身をもって体感することができた靴です。
落合正勝氏が愛したグリーンも旧#202であり、フィッティングを何よりも重視された
落合氏が称賛した足入れ感を、多少なりとも触れることができた、と思うと感慨深く。
購入から時が経った現在でも、この靴以上に自分の足に合うラストは
現在のところ現れていません。
無骨ながら気品漂う佇まいは、どこか相反するようで絶妙に一体を成しており、
革靴の世界の奥深さを体感した一足であり、この靴の購入をきっかけに
加速度的に英国靴にのめり込んでいったのは、このすぐあとのことです・・・。
(続く。・・・たぶん。)
TAGS: EdwardGreen | 2013年3月10日