ドレスシャツ手洗いのススメ
手洗い大好き!
以前シャツの手洗いを始めた話を書きましたが(手順など、過去の記事はこちら)、以来すっかり日課となり、夜な夜なバケツと向き合いジャブジャブやっています。要領も得て、手際もだいぶ良くなってきました。
最近では、時間が無くて洗えない日などは毎日ではなく2~3日分まとめて洗うこともありますが、洗わない日もとりあえずアルカリウォッシュで襟袖にスプレーだけはして、汗などの汚れが定着しないよう中和しておくようにしています。最初はスプレーしたままの状態で変色などしないか気になりましたが、1、2日放置しても特に変化はないので、まぁ大丈夫だろうと(自己責任でお願いします)。
ぬるま湯5リットルに対し、シャボン玉スノールスプーン1杯と酸素系漂白剤小さじ1杯で漬け置き、30分ほど置いたら襟と袖口だけ軽くブラッシング、のち全体を押し洗いと言った具合。あとはシャワーでざっと泡を落とした後、4回ほど濯ぎ(内3回目にクエン酸を投入)、洗濯機で脱水して、丁寧にシワを伸ばして干すだけです。
手洗いの良さはアイロンがけの時に一番実感できます。洗濯機で洗うと、洗いの時からネットに入れるので、干す時にいくらシワを伸ばそうとしても、乾くと手洗いほどは伸びていないんですよね。その点、丁寧に押し洗いしたシャツは、干す段階のシワ取りだけでも結構伸びます。アイロンを走らせればスルスルとシワが消えます。アイロンのかけやすさといったらちょっと感動的。
手洗いを習慣としていますが、干して乾いた時の襟を見て、薄っすら黄ばみが残っているなど、もう自力では落とせない汚れを感じたら、次回はクリーニング屋さんの出番。黄ばみがはっきりしてしまってからではプロでも完全には落とせなくなりますし、無理やり落とそうとすれば生地の色抜けてしまうので、早めにクリーニングに出すようにしています。いくら手洗いでも限界はありますので、定期的なクリーニングはどうしても必要のようです。(自分は白洋舎で「ローヤル、畳み、糊なし、襟袖しっかり」と書いた紙を嫁さんに渡し、持って行ってもらっています。クリーニング代は小遣いからなので、少々痛い出費ですが仕方ないですねw。)
手洗いしてから気づく良さは意外に多いのですが、面倒に感じる手洗いも、始めてしまうとさほど苦に感じない、というのもその1つ。また、手縫いのシャツはとにかくアイロンがかけにくいですが、手洗いによってシワは伸びやすいので、かかる手間もだいぶ軽減できる、というのも実感している利点の1つです。
さて、気になるのは手洗いの際の香りづけ。シャボン玉スノールの石鹸の香り、決して嫌いではないですが、もっといい香りをつけられないものかな、と。香りづけはリネンウォーターでもいいのですが、手洗いだとアイロンがけの際、シワを伸ばすために改めて湿らせる必要がほとんどないので、すすぎの段階で香りづけできるアイテムがあれば、なんて思ったりしています。
本当は靴と同じく数を増やして使用頻度を下げるようにしたいところですが、ドレスシャツはどうしても後回しにしがち。数が増えると管理も大変ですし、適正数はこれから探っていきたいところではありますが、冬を迎えてそろそろドレスシャツを新調したいと思っています。これまでのボレッリかフォルミコラ、もしくは他のブランドにするか、はたまたオーダー・・・。
また悩ましい日々が始まりそうです。