【投資】世界的な新型コロナ感染再拡大、最悪のシナリオを想定してモデルナ(MRNA)を打診買い

投資・マネー

新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン開発を手掛けるモデルナ(MRNA)を新規購入しました。「え?今更?」という声が聞こえてきそう。自分でもそう思います(苦笑)。

昨年から株価は既に4倍以上に上昇しており、高値掴みの感も否めませんが、春には収束に向かうと思われた新型コロナの猛威はまさかの世界的な感染再拡大で、現在は1日当たり83万人、1週間で520万人を超える感染者数を記録。インドではロックダウン、日本でも3度目の緊急事態宣言が求められるなど止まる気配がありません。

「冬を乗り切れば」とか「ワクチン接種が進めば」など、昨年後半からコロナ後への期待が高まっていただけに、冷や水を浴びせる新規感染者数の推移や変異種に関するニュースを見るたびに、勝手な思い込みを改めて長期化に備えねば、と感じています。

そんなわけで、遅くとも夏までには落ち着くと思われた新型コロナウイルスの感染拡大は、今年いっぱいは収束が難しいという可能性も視野に入れ、MRNAを購入しました。

有効性の高いmRNAを使ったワクチンは、米ファイザー・独バイオンテック連合の「コミナティ」とモデルナの「mRNA-1273」の2種類。そのうち、モデルナ製ワクチンの有効性は94.5%と大変高く、2回接種後の6か月後においても90%以上の高い有効性を確認しています。

また、ファイザー製に比べ、零下20度で最長6カ月、普通の冷蔵庫(2~8度)で1カ月保管ができるメリットもある他(ファイザー製は零下75度)、価格も米国内向けの平均価格は1回15.4ドルで、2回摂取で30.8ドル程度。ファイザーがアメリカ政府と結んだ販売契約は2回で39ドルですから価格面も有利です。

アストラゼネカ(AZN)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のワクチンはmRNA型に比べて有効性が低く、摂取後の血栓の問題も発生してあり、なかなか接種が進まない可能性が高く、mRNAの副反応に対する知見が溜まっていないなどのリスクはありますが、やはり画期的なmRNA開発への期待を持たずにはいられません。

モデルナへ投資した真の狙いはmRNAの可能性への期待

MRNAの購入の動機はコロナ長期化に対するリスクマネジメントとしてですが、長期的にはメッセンジャーRNA(mRNA)開発への更なる期待があります。

実現不可能とされてきたmRNA開発が今回の新型コロナワクチンで花開いたわけですが、これまでの苦節とmRNAの素晴らしさが良くわかる動画がありますので、リンクしておきます。まかべえさんのこの動画は何回も繰り返し見ました。(5分22秒くらいからどうぞ)

カタリン・カリコさんが在籍していた独バイオンテック(BNTX)の購入も考えましたが、買うとなるとADRなので企業情報や決算業法が得難いこともあり、OVID-19のワクチンだけでなく、他にもmRNAを使った様々なワクチンや治療薬のパイプラインが同時進行しているMRNAに投資をしました。

以前は長期で安定した収益を上げるメジャー企業でないと投資に踏み切れませんでしたが、コア銘柄10種もだいぶ買い増しが進み、ポートフォリオの土台が完成しつつある今、最近は過去赤字でも今期中に黒字転換を果たせる見込みの企業も投資対象に加え、これまでエイゼック(AZEK)やジローA(ZG)、そして今回MRNAに投資をしてきました。

今後も感染拡大が続くという悲観的観測を持つのなら、本来はキャッシュ温存が一番のリスク回避の手段だと思いますが、mRNA開発への今後の期待も込めて打診買いをしました。タイミング的には全然高値で入っていますのでよろしくないのですが、今後の更なる発展に期待しつつ株価は下げるたび買い増しをしていく予定です。

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