【投資】2015年2月の資産運用の状況
「投資運用状況」ページを更新しました。
2月は、不本意ながら銘柄の入れ替えのため、売買が頻発した1ヶ月でした。
12月末の決算発表で予想よりも悪い数字が続出。急遽株式の処分とそれを補うための購入を実施したために、無駄な売買手数料も発生してしまいました。
株式に絶対安定なんてありえませんし、手数料が惜しければインデックス投資をすればいいだけの話ですから、自ら進んでバリュー株投資を実践している以上、定期的な見直しは仕方がないこと。
しかし、もう少し頭を働かせ、先読みして未然に売り抜けることもできたわけですから、その点では自らの怠慢さと、投資センスの無さを嘆いています。
常に市場に目を光らせ、自分の投資基準を忠実に守り、一喜一憂しないことが肝要だと自分に言い聞かせつつ、出入りの激しかった2015年2月の投資状況について、反省も含めて振り返ってみたいと思います。
2月の取引の状況
今月の取引の内容は以下の通りとなっています。
(売り買いそれぞれ2銘柄実施)
大塚ホールディングス(4578)は、特許切れ問題で業績見通しが大幅減益との予想を発表。発表された業績見通しをもとに株価を見るとPERは軽く20倍を超えていましたので、マイルール(PER20倍で売却)に従い、売却しました。(過去の記事:【投資】特許切れ問題で大幅減益見通しの大塚ホールディングス(4578)を売却)
また、ラルフローレン(RL)についても、EPS(1株利益)が2期連続で前年比を下回る見込みであることから、マイルール(EPSが2期連続でマイナス見通しで売却)に従い、売却を実施しました。(過去の記事:【投資】アパレルの消費鈍化はしばらく続く?ラルフローレン(RL)をルールに従い売却決定)
新たな投資先については、アセットアロケーション及び5分類組み入れ構成比率の矯正も考慮し、2銘柄を新たに購入。(過去の記事:【投資】循環成長銘柄の代表格、ハネウェル・インターナショナル(HON)を購入/【投資】もう特許切れ問題で右往左往しないために、セルジーン(CELG)を購入)
バタバタしましたが、ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。
(日本株割合は63.6%から59.8%へ)
大塚HDを売却し、その分米国株へ投資したために、日本株割合が59.8%と、初めて60%を割りました。この辺は至って順調です。
(5分類組み入れ構成比率も調整)
今回の2銘柄の入れ替えによって、5分類組み入れ構成比率もさらにバランスを調整し、誤差3%前後にまで修正することができました。
2月の配当金の状況
2月の配当金の内容は以下の通りとなっています。
(ホンダから3ヶ月毎の配当金)
本田技研工業(7267)から四半期配当をいただきました。
ホンダは12月末の決算発表でエアバッグのリコール問題による業績悪化で下方修正し、株価も急落すると思いきや逆行高となりました。
材料出尽くし、と言ったところでしょうか?トヨタとの株価の比較で見れば、ホンダの出遅れ感は大きいので、リコール問題の鎮静化と共にトヨタの株価を追いかける展開になるのでは、と思います。
とは言え、最近のトヨタはホンダのお株を奪う先進技術の開発が目覚ましく、一方のホンダはリコールの報道ばかり。ホンダの株主としてはこのまま溝を広げられ続けるのではないかとヤキモキする状況が続いています。
ホンダは社長交代も発表していますので、新体制で今後どのような展開になるか動向を注視したいと思います。
保有銘柄の状況
2月は2銘柄の入れ替えにより、2月末現在、日本株7銘柄(自社株含む)、米国株6銘柄、J-REIT2銘柄となりました。
株価の変動に一喜一憂していては疲れてしまうので、自分には緩やかな成長と定期的な配当を享受できる銘柄を見つけて細々投資していきたいと思います。
そういった意味で、今回初めてグロース株のセルジーン(CELG)を購入しました。配当は出しておらず、株価がどう成長するか今後の推移が楽しみな銘柄です。
(毎月積立の額を増やしました)
さて、先日も書きましたが、これまで1年以上に渡って取り組んできたアセットアロケーションと株式5分類組み入れ構成比率のリバランスもようやくゴールが見えるまでに調整が進みました。
そのため、3月からは毎月積み立てている投資商品の数を増やし、積立額も増加させていきます。(過去の記事:【投資】3月よりJPX日経400連動型投信と純金積立の積立開始、額も増額します)
これで積立中心の投資生活に戻し、しばらくはのんびりしたいものです。
最後に話は少し飛びますが、日経平均はあっという間に2万円の大台目前。「官製相場」とも言える日本株の底堅さったら、順調過ぎて不安になりますね。
個人的にはちょっと異常かなぁと思ってはいますが、株式は理論云々ではなく相場が絶対ですから、口をはさむ余地はありません。
この相場に対して、処分すべき日本株はすでに片付けてしまいましたので、あとはいつ株価が急落するか、その時まで投資余力を蓄えながら遠巻きに眺めていたいと思います。
TAGS: 4578・7267・CELG・Honeywell International(HON)・RL・運用報告 | 2015年3月1日