岩井俊二

【本】リップヴァンウィンクルの花嫁/岩井俊二(文藝春秋)

待望の新作「リップヴァンウィンクルの花嫁」の公開が発表され、同時に監督自ら書き下ろした小説がリリースされ、映画を観る前に読むべきか、葛藤ののち手にしたわけですが・・・。そこには、優しさと切なさに満ちた物語が広がっていて、一夜にして読み耽り、それからこれまで何度も読み返しました。ここまで引き込まれた小説も久しぶりかもしれません。

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「リップヴァンウィンクルの花嫁」の前売りチケット届く

音楽・カルチャー

3月26日より公開の映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」の前売りチケットを購入しました。前売り券を購入するなんて多分これが生まれて初めて。嫁さんや子どもを置いて映画には行けないので、「007 スペクター」も「スター・ウォーズ フォースの覚醒」も、昨年どうしても観たかった「恋人たち」も、結局最後は観に行くことを諦めたのですが・・・。

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【本】ラストレター/岩井俊二(文藝春秋)

今作は「リップヴァンウィンクルの花嫁」ほど独創的なものではなく、どちらかというとありふれた現実的な内容ですが、だからこそ岩井俊二監督がこの物語をどう録り下ろし、映画「Last Letter」として映像化するか、大変楽しみです。

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【映画】ラストレター

音楽・カルチャー

いよいよ上映が開始された岩井俊二監督の「ラストレター」、岩井俊二監督の映画ファンということもあり、早速観に行ってきました。美しさと対極の残酷さが混在する、どこか毒っ気のある作品からは今回一線を置き、「Love Letter」など初期の作品に原点回帰したような「ラストレター」はどこか懐かしく、また新鮮でもありました。

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【本】番犬は庭を守る/岩井俊二(文春文庫)

2012年刊行の小説が今年に入り文庫本化。これまで機会を逃して読まず終いでしたので、ちょうどいい機会だと思い手に取りました。あくまでも現実離れしたSF、そんな風に思えればまだ心も穏やかに読めたのでしょうが、その世界は妙にリアルで、一言「悲惨」が突いて出るほど、絶句し、いささか気分が滅入りました。

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【本】零の晩夏/岩井俊二著(文藝春秋)

自分は昔から岩井俊二監督の映画の大ファンですが、一方小説についても2015年の「リップヴァンウィンクルの花嫁」を読んで衝撃を受けて以来小説も新旧問わずに読み漁り、映画だけでなく小説でもすっかり岩井俊二の世界観にハマりました。 6月の繁忙期を切り抜けた直後に届いた「零の晩夏」、しばらく読書に餓えていた自分の欲求を満たすには十分な一冊でした。 岩井俊二が描く、生…

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